心の土台づくりサポーター
沙咲 晴美です。
思春期の子育てや不登校など、
子どもとの関わりに悩むお母さんに
寄り添いながら、
「お母さん自身の心」を整え、
親子関係を育てるサポートをしています。

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心の土台づくりサポーター
沙咲 晴美です。
思春期の子育てや不登校など、
子どもとの関わりに悩むお母さんに
寄り添いながら、
「お母さん自身の心」を整え、
親子関係を育てるサポートをしています。

「心配だから言っているだけなのに。」
そう思っていた私は、
子どもが思春期になるにつれて、
気になることがどんどん増えていき、
毎日のように口出しをしていました。
「早く宿題しなさい。」
「雨が降りそうだからレインコートを持って行きなさい。」
「試験前なのにそんなに早く寝るの?」
すべて、子どものためを思って
言っているつもりでした。
でも今振り返ると、
それは「子どものため」というより、
私自身が安心したかったのだと思います。
そんな私の考え方を大きく変えてくれたのが、
アドラー心理学で学んだ
「課題の分離」という考え方でした。
以前の私は、超過干渉な母親でした。
でも、子育てや心理学を学び始めてからは、
以前に比べて、
「大分口出ししなくなった。」
そう思っていました。
ところが、
アドラー心理学で「課題の分離」を学んで、
「まだまだだった!」
と痛感したのです。
過干渉だった以前の私の
行動パターンはこうでした。
朝、曇っていて雨が降りそうな日は
私が天気予報をチェックして、
「今日は雨だからレインコートを持って行きなさい。」
と指示。
次女は「はーい」というタイプですが、
長女は雨が好きで、
多少濡れてもかまわないタイプ。
おまけにレインコートを着るのが嫌いなので、
「濡れてもいい。」
と言うのです。
それに対して私は、
相手が「別に濡れてもいい」と言っているのに、
「ダメダメ。濡れたら風邪ひくじゃないの。
熱が出て、休まないといけなくなったら困るでしょ。
持って行きなさい!!」
と命令。
こうして、
レインコートを持って行きたくない長女に
無理矢理持って行かせようとして、
朝からケンカになるのです。

私は今まで、
自分が気をつけて
子供にレインコートや傘を持たせることが
親の務めだと思っていました。
つまり、
子供に転ばぬ先の杖を与え、
子供が失敗することを回避させることが、
親の愛情だと勘違いしていたのです。
しかし、それは過干渉であること、
そして、
長期にわたってこのような対応
(=先回りして指示命令)
をすることで、後々
子供たちに大きな弊害が出てしまうことを
知ったのです。
「子供がレインコートを持って行かなかったために
雨に濡れる」という結末は、
子供の身にだけふりかかるものです。
だから、これは「子供の課題」です。
親の課題ではありません。
それが「親の課題」なのか
「子供の課題」なのかを考えて、
「子供の課題」は、
原則的には子供に自分の力で解決してもらう
というのが、
「課題の分離」の考え方です。
この2つを徹底的に分けて考えないと、
過干渉の子育てになってしまうのです。
もちろん命に関わることは別です。
でも、
自分で失敗して学べることまで
親が先回りしてしまうと、
子どもは経験から学ぶチャンスを
失ってしまいます。
そのことによってどうなるのでしょうか?
子供は
自分が気をつけなくても親がしてくれると思って、
自分で天気を調べて準備するという行動を身につけず、
いつも親に依存するようになるでしょう。
また、長女のように、
「少々雨にぬれてもいいのに、いちいちうるさいなあ。」
と反抗的になったり 、
親が何でも先回りして教えてくれることが
当たり前だと感じてしまい、
「お母さんが言ってくれなかったから、
雨に濡れたじゃない。」などと、
いつも人のせいにするかもしれません 。
そして、何より怖いのは、
自分自身で解決したという経験を持てないために、
自分は一人では何もできない人間だと思ってしまい、
自信を持てない子になってしまうことです。

つまり
「子どもの課題」に親が口を出すという行為は、
子供のためを思ってしているようで、
実は子供の自立や自己管理する力、
失敗から様々なことを学ぶチャンス等を
奪うものだったのです 。
その結果、
依存心が強く、自立できない子
打たれ弱く、様々な困難を乗り越える力のない子
になってしまう可能性があるのです。
子供を根腐れさせてしまうんですね。
「課題の分離」を学んだ時、
【子供の課題か親の課題か考えて、
子供の課題には口を出さない方針で接して、
どうなるか観察する】
ということを勧められました。
次女は、自分の課題を
自分でどんどんこなしていくタイプだったので、
特に問題になることはありませんでした。
しかし、長女は、
ゆっくりでマイペース、
めんどくさいことはしない、
失敗しても懲りずにまた同じ失敗を繰り返す・・・
こんな感じで
私にとって非常に気がかりな存在だったので、
危なっかしくて
見ていられないところがありました。
だから、今までは
口を出さずにいられなかったのです。
ですが、とりあえずは
と気になることがあっても、
何も言わずに
黙って見守ってみることにしました。
が、何も言わないということは、
私にとっては本当に大変なことでした!
毎日が、自分との戦いでした 。
いかに今まで、私がたくさんの口出しをしていたか・・
実感しました。
ところが、我慢して見守っていると、
“言われなくてもちゃんとやっている”
ということが結構あることに気づきました。
ただ、ペースが違うだけだったのです。
私が思うペースよりはるかに遅いけど、
ちゃんとやっている。
今までは、
長女がとりかかるちょっと前に、
せっかちな私はしびれを切らして、
口出ししてしまっていたのです 。
よく長女に
「もう、うるさい!!」
と言われることがあり、
「心配して言ってるのに!」
と憤慨していたのですが、
これは、
自主性の芽を摘み取られそうになることへの
防衛と抵抗だったのかもしれないと思いました。
「本当に気づいてよかった!」
と思える出来事でした。
当時、私は
こんなことを質問してみたことがあります。
「“もっと勉強しなさい”と
指示命令するのではなく、
“勉強時間、足りないんじゃない?”
と言うだけでも、口出しになりますか?
私が感じることを言っただけのつもりなのですが。」
返ってきた答えは、
「そうですね。
一度お口チャックの耳ダンボの
ミッフィーちゃんをやってみて、
どうなるか観察することをお勧めします。
そのためには、試験期間中は
マスクをして暮らすと一層効果的です。
まずは何も言わず、
よく観察してみましょう。」
というものでした。

やっぱり、これも口出しだったんですね!
「徹底して子どもの課題は子供にまかせる」
これが大切なんですね。
ちなみに、
「子供に勉強してほしい」
「いい成績をとってほしい」
などの子供に対する親の期待は、
「親の課題」なのだそうです。
なので、
子供に勉強させようと口出しすることは、
「親の課題」を親が自分で解決せず、
子どもに肩代わりさせることになってしまい、
よくないのだそうです。
子どもの人生を
親の安心のためにコントロールしようとしていないか。
私は何度も自分に問いかけるようになりました。
もちろん、今でも心配になることはあります。
言いたくなる日もあります。
でも、
「あ、これは誰の課題かな?」
そう立ち止まれるようになりました。
親はつい、子どもが
失敗しないように、
傷つかないように、
困らないように
そう願ってしまいます。
でも子どもは、
失敗しながら、
考えながら、
自分で人生を歩いていく力を育てています。
その力を信じること。
それが親の大切な役割なのだと思います。

私は以前は
「子どものため」と思って、
たくさん口を出していました。
でも、本当に必要だったのは、
子どもを変えることではなく、
私自身が安心すること。
親が安心できると、
子どもを信じて待てるようになります。
それが、
親子関係を大きく変えていく第一歩なのだと、
私は実感しています。
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記事を最後まで読んでくださり、
ありがとうございます。
子どものことが心配で、
つい口を出してしまう。
「見守った方がいい」と頭ではわかっていても
実際にはなかなか難しいものですよね。
「課題の分離」は、
親子関係をラクにするための
大切な考え方の一つです。
でも、それだけでなく、
境界線や子どもの個性を理解することなど、
親子関係が変わるためには
知っておきたい大切なポイントがあります。
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