心の土台づくりサポーター
沙咲 晴美です。
思春期の子育てや不登校など、
子どもとの関わりに悩むお母さんに
寄り添いながら、
「お母さん自身の心」を整え、
親子関係を育てるサポートをしています。

10時~18時(時間外相談可能) zoomを使用します【全国対応】
心の土台づくりサポーター
沙咲 晴美です。
思春期の子育てや不登校など、
子どもとの関わりに悩むお母さんに
寄り添いながら、
「お母さん自身の心」を整え、
親子関係を育てるサポートをしています。

「最近、うちの子、『面倒くさい』ばかり言うんです」
「前は自分でできていたことまで、やらなくなって……」
思春期の子どもを育てていると、

学校から帰ってきても何もしない。
お風呂に入るのも面倒。
部屋の片付けもしない。
LINEの返信もしない。
出かけるのも面倒。
「前はちゃんとやっていたのに、どうして?」
「このまま何もしない子になったらどうしよう」
そんなふうに心配になって、つい
「面倒くさいって言わないの!」
「それくらい自分でやりなさい」
「前はできていたでしょう」
と言いたくなるかもしれません。
でも、子どもの「面倒くさい」は、
むしろ、
今の子どもが抱えている負荷に気づくためのサイン
なのか
私たちは、
「やらなければいけないことをやらない」と、
つい「
考えてしまいます。
けれども、
何かを「やる」という行動には、
たとえば、
「宿題をやらなくちゃ」と思った時・・・
何から始めるか考える。
必要なものを準備する。
スマホをやめる。
気持ちを切り替える。
集中する。
わからないところで考える。
途中で投げ出したくなっても続ける。
こうした一つひとつの行動には、
判断したり、
注意を向けたり、
行動を始めたりする力が必要です。

思春期の子どもは、
心も体も大きく変化している時期です。
学校での勉強、
人間関係、
部活、
進路、
親との関係、
大人から見ると
「たいしたことではない」
と思うようなことでも、
大きな負荷になっていることがあります。
だから、
「今までできていたことが
できなくなった」
という変化があったときには、
「どうして怠けるようになったの?」
と考える前に、
「今、この子は
何にエネルギーを
使っているんだろう?」
と見てあげることが大切です。

脳は、体の中でも
非常に多くのエネルギーを使う
器官です。
そして
私たちは一日の中で、
判断しています。
「今日は何を着よう」
「先生にどう返事しよう」
「友達に何と言おう」
「宿題をいつやろう」
「今は勉強する?それとも休む?」
こうした小さな判断の積み重ねも、
脳にとっては負荷になります。

さらに、
嫌なことを我慢したり、
相手に気を遣ったり、
心のエネルギーを消耗させます。
だから、
学校では普通に過ごしているように
見える子が、
「もう無理」
「面倒くさい」
「何もしたくない」
となることもあります。
家が安心できる場所だからこそ、
あるのです。

そして疲れがたまっているとき、
脳は「今すぐ必要ではないこと」
後回しにしやすくなります。
部屋の片付け。
お風呂。
宿題。
LINEの返信。
身だしなみ。
こうしたことは
生活には大切ですが、
ありません。
だからこそ、
余裕がなくなったときに
「面倒くさい」
感じやすくなるのです。
ここで、お母さんに
ぜひ気をつけてほしいことがあります。
それは、
「前はできていたでしょう」
という言葉です。
もちろん、
心配だから言っているのだと思います。
「前はできていたんだから、
やればできるはず」
「このままでは将来どうなるんだろう?」
そんな気持ちがあるからですよね。

でも子どもからすると、
「できなくなった自分はダメなんだ」
「お母さんは今の自分を認めてくれない」
と感じてしまうことがあります。
そして、
できない自分を責められるほど、
なくなってしまうこともあります。
もう一つ気をつけたいのが、
「そんなことくらい、やりなさい」
と正論で動かそうとすること。
子どもが本当に疲れているとき、
正論は
「
にはなりません。
むしろ、
「わかってる。でも、できない」
という苦しさを
強めてしまうことがあります。
学校生活でエネルギーを使い、
家に帰っても心が休まらなければ、
子どもの心の電池は
どんどんなくなっていってしまうのです。

まずは、「面倒くさい」
言葉の奥にあるものを見ることです。
「また面倒くさいって言ってる」
ではなく、
「最近、ちょっと疲れてるのかな?」
「学校で何かあったのかな?」
「今までより負担が大きくなっていないかな?」
と考えてみる。
そして、
すぐに解決しようとせず、
「最近、いろいろ面倒になってるんだね」
「疲れてるのかな」
「今はちょっと休みたい感じ?」
と、子どもの状態を
そのまま受け止めてみる。

それだけでも十分です。
もちろん、
という意味ではありません。
必要なことは伝えながらも、
「できない=ダメ」ではない
というメッセージを、
家庭の中で持っておくことです。
ここまで読んで、
「子どもが疲れているのかもしれない、
「できるだけ責めないほうが
いいこともわかります」
でも……
「それでも、
イライラするんです」
というお母さんもいると思います。
子どもが
「面倒くさい」と言って動かない。
宿題もしない。
片付けもしない。
お風呂にも入らない。
ずっとスマホを見ている。
そんな姿を毎日のように見ていたら、
「もう少しちゃんとしてよ!」
「そんなことくらいやりなさい!」
と思ってしまうのも無理はありません。
「このままで大丈夫なの?」
「将来、自分で何もできなくなるんじゃない?」
という心配も出てきますよね。
だから、イライラしてしまう自分を、
「私は子どもを受け止められないダメな母親だ」
と責めなくて大丈夫です。
ただ、
ここで一つだけ、
考えてみてほしいことがあります。

同じように子どもが
「面倒くさい」と言っていても、
同じように強く
反応するわけではありません。
もちろん、
子どもの生活に支障が出れば
心配になります。
でも、
「ちゃんとしなさい!」
「そんなこと言わないの!」
と、
どうしても許せないほど
イライラしてしまうとき。
そこには、
子どもの問題だけではなく、
お母さん自身の中にある何
関係していることがあります。

たとえば、これまで、
「疲れていても頑張らなくちゃ」
「面倒でも、やらなきゃ」
「人に迷惑をかけてはいけない」
「母親なんだから、ちゃんとしなくちゃ」
「弱音を吐いてはいけない」
そんなふうに、
自分の気持ちを
後回しにしてきたお母さん。
本当は休みたいのに、
家族のために動いてきた。
本当はやりたくないのに、
「やらなければ」と頑張ってきた。
本当は誰かに甘えたかったのに、
「自分で何とかしなくちゃ」
踏ん張ってきた。

そんな経験が
たくさんあるかもしれません。
そういうお母さんにとって、
目の前で子どもが、
「面倒くさい」
「今日はやりたくない」
「疲れたから何もしたくない」
と、ためらいもなく
言っている姿は、
とても気になるものです。
「そんなこと言ってないで、
やりなさい!」
と、動かしたくなる。
でも、もしかすると――
子どもが
「面倒くさい」と言っていること
そのものよりも、
自分には許せなかったことを
していることが、

心理学では、
自分の中にあるけれど、
「こんな自分はダメ」
「こんな気持ちは持ってはいけない」
と抑えて切り捨ててきた部分を、
「シャドー(影)」と
呼ぶことがあります。

たとえば、
「本当は何もしたくない」
「もっと休みたい」
「誰かにやってもらいたい」
「嫌なことは嫌と言いたい」
「頑張りたくない」
「もっと自分の好きなようにしたい」
そんな気持ち。
誰の心にも、
多少はあるものです。
でも、子どもの頃から、
「ちゃんとしなさい」
「頑張りなさい」
「お姉ちゃんなんだから」
「人に迷惑をかけないように」
と教えられてきたり、
自分自身で「頑張ること」
選び続けてきたりすると、
そうした気持ちを
「ないこと」に
してしまうことがあります。
そして、大人になってからも、
「私は大丈夫」
「これくらいできる」
と頑張り続ける。
そんなとき、
自分が抑えて、
切り捨ててきた部分を、
見せてくれることがあります。
子どもは、
「面倒くさい」と言える。
「今日はやりたくない」と言える。
疲れたら休む。
やりたくないことを後回しにする。
頑張らない。
そんな子どもの姿を見て、
「どうしてこの子は、
こんなに何もしないの!」
と腹が立つ。
でも、その怒りの奥には、
「私だって、本当はそうしたかった」
という、
満たされなかった気持ちが
隠れていることがあるのです。

たとえば、
子どもが休日に
昼まで寝ているとします。
「いつまで寝てるの!」
とイライラする。
でも、自分はどうでしょう?
本当は、
ゆっくり寝ていたかったことは
ありませんか
子どもが、
「今日は何もしたくない」
と言う。
「そんなこと言ってないで、
動きなさい!」
と思う。
でも、本当は自分も、
「今日は誰にも気を遣わず、
何もしないでいたい」
と思ったことはないでしょうか。
子どもが
「面倒くさい」と言えることが
許せないのは、
自分には、
それを許してこなかったから。
そんなこともあるのです。
だから、
子どもの「面倒くさい」に
イライラしたときには、
「この子をどうやって動かそう?」
と考える前に、
一度だけ
自分に問いかけてみてください。
「私は『面倒くさい』って思うことを、
自分に許してきたかな?」
「疲れたときに、
休むことを許してきたかな?」
「頑張らない自分を、
認めてきたかな?」

もし、
「そういえば、私はずっと頑張ってきたな」
「休むことにも罪悪感があったな」
「本当は嫌だったことも、ずっと我慢してきたな」
と気づいたら、
それは、
子どもを変えるためのヒントではなく、
自分自身を
少し楽
なのかもしれません。
ここは
誤解しないでほしいところです。
「子どもが面倒くさいと言ったら、
何もしなくてもいい」
「子どもの言うことは、
何でも受け入れましょう」
ということではありません。
生活の中で必要なことを伝えることも、
親の役割です。
ただ、
「私が心配だから、
この子を何とか動かさなきゃ」
となっていないか。
そこを一度、
見てみてほしいのです。

子どもの課題と、
自分の不安や焦りは、
別のものです。
子どもが今、
何をするのか。
どこまで自分でやるのか。
それは、
基本的には子どもの課題。
一方、
「この子がこのままだったらどうしよう」
「ちゃんと育てなければ」
「私の育て方が悪いのかもしれない」
と不安になっているのは、
お母さんの心の課題です。
そこが混ざってしまうと、
「子どものために」と思いながら、
実は自分の不安を小さくするために、
してしまうことがあります。
だからこそ、
子どもに何か言う前に、
「私は今、何に反応しているんだろう?」
と、自分の心を見ることが
大切なのです。
もし、
子どもの「面倒くさい」に
強く反応してしまったら、
「この子の何が、
私はこんなに気になるんだろう?」
「この子が困ることが
心配なのかな?」
「それとも、
頑張らない姿そのものが
許せないのかな?」
「私は、
自分にも同じくらい
厳しくしていないかな?」
「本当は私も、
休みたかったんじゃないかな?」
答えをすぐに出す必要はありません。
「もしかしたら……」
と気づくだけでも十分です。
そしてもし、
「私も、本当は疲れていたんだ」
「私も、頑張りたくない日があったんだ」
と気づいたら、
まずは自分に、
「そうだったんだね。
ずっと頑張ってきたんだね」
と声をかけてあげてください。

子どもを受け止める前に、
まず自分自身の気持ちを
受け止める。
それができるようになると、
子どもの「面倒くさい」
見たときにも、
少しずつ反応が
変わってくることがあります。
子どもが「面倒くさい」と言う。
何もしない。
やりたくないことをやらない。
そんな姿を見て
「もっとちゃんとして!」
と思ってしまう。
でも、その姿を
ただ「困った行動」として
なくそうとする前に、
少しだけ視点を変えてみませんか?
もしかしたら、その子は、
「頑張らなくてもいいよ」
ということを、
お母さんに教えてくれているのかも
しれません。
「疲れたら休んでもいいよ」
「やりたくないことがあってもいいよ」
「いつもちゃんとしていなくてもいいよ」
「自分の気持ちを大切にしていいよ」
そんなふうに。

もちろん、
子どもには子どもの
課題があります。
必要なことを
自分でできるようになることも
大切です。
でも同時に、
お母さん自身にも、
「頑張らない私でもいい」
と許してあげることが
必要なのではないでしょうか。
子どもを変えようとするほど、
子どもが気になる。
そんなときは、
子どもを変えることを
少し脇に置いて、
「この子の姿を見て、
私は何を感じているんだろう?」
と、自分の心に
ベクトルを向けてみて下さい。。
そこには、
今まで一生懸命に生きてきたあなたが、
あるかもしれません。
子どもの「面倒くさい」は、
もしかしたら、
あなた自身が
「もう少し力を抜いてもいいよ」
なのかもしれません。

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