きちんと宿題をさせられない私は、ダメな親!?

子育てはお母さんのあり方が9割!

 

こんにちは!

 

ママの心の傷を癒して、
幸せな子育てに導く専門家、

元教師で
現在子育てカウンセラーの
沙咲 晴美(たれぱんだ)
です。

なかなか宿題をやらない子供には

 

カウンセリングをしていると、

「やるべきことは、きちんとやらなければならない。」と思っていたり

タイトルのように、「きちんと宿題をさせないのはダメな親」などと思っているお母さんが多いことに気づきます。

 

昔の私もまさにそうだったので、何だか過去の自分と対峙しているような錯覚に襲われます。

なので、気持ちはよーくわかるのです。

 

例えば宿題。

特に、小学生の子供さんをお持ちのお母さんなら、

「宿題をきちんとさせなければ」

という思う人が多いと思いますが、その思いが強ければ強いほど、子育ては苦しくなります。

 

ほっといてもちゃんとやる子供なら、何も問題はないのですが、なかなかそんな子ばかりではありませんよね。

(また、ちゃんとやっているようで、実は親の無言の圧力によって『やらされている』ということもあるので、この場合は、後々やっかいな問題につながっていきます。)

 

子供の中には、お母さんの器を拡げてくれる役割を持っている子が一人はいることが多いのです。

 

きちんと宿題をやらせようとするお母さんと

 

なかなかやらない子供。

 

やらせようとすればするほど、子供はやりたくなくなり、大変なバトルに発展していくこともありますね。

 

元々は、たかが宿題のことなのに、売り言葉に買い言葉の応酬で、

最後は、「大嫌い!!」とか

「最低!」とか「出て行け!!」なんて言葉も飛び交い、

お互いを傷つけ合ってしまうほどの大騒動になってしまう・・・

 

はい、私も経験者です。

 

 

さて、こうならないためにはどうしたらいいのでしょうか?

宿題は誰の課題?

 

元々は、「たかが宿題」のことなのに、

売り言葉に買い言葉の応酬で、 お互いを傷つけ合ってしまうほどの大騒動になってしまう・・・

さてさて、どうすればいいのか・・・

 

アドラー心理学の『課題の分離』をご存じの方も多いと思います。

 

『それが子供の課題か親の課題か考えて、子供の課題には口を出さない』

という考え方ですが、

 

結論から言うと、この考え方を採用すればいいのです。

 

 

宿題は誰の課題?

 

もちろん、子供の課題ですよね。

 

なので、子供にまかせて親は口出ししなくていいのです。

 

と言っても、低学年の子供の場合はついうっかり忘れることも多いと思うので、習慣をつける意味でも

「何時から宿題する?」

という声かけをしてあげるといいかもしれませんね。

 

そして、「何時からやる」という子供の自己決定にまかせるのです。

 

 

決して、口うるさく言って無理にさせようとする必要はありません。

それは、子供の課題を自分の課題として取り込んでしまっていること

つまり、境界線を越えて子供の敷地に不法侵入しているということになります。

 

子供は、『宿題をしなかったらどうなるか』という自然の結末を体験することが出来ません。

それでは子供から大事な『体験する権利』を奪ってしまうのです。

 

また、そもそも宿題を出したのは誰でしょうか?

 

学校の先生ですよね。

 

「宿題をする」というのは、学校の先生と子供との間の問題なのです。

宿題をさせるのは先生の課題ですし、生徒がきちんと宿題をしてくるかどうかは、先生の力量次第です。

 

お母さんの出る幕ではないので、先生と子供にまかせておきましょう。

 

力量のない先生は、宿題をして来ないのは親のせいであるかのように言うかも知れませんが、それは、先生が自分の課題をお母さんになすりつけようとしていることなので、

「知ったこっちゃない。」

と悠然と構えていればよいのです。

 

「あ~、そうだったんだー。」と腑に落ちる方は、ここで解決ですね。

 

ただ、そう思えない方も結構いらっしゃるかも知れません。

 

「そうは言っても・・・。」

「頭ではわかるけど・・・。」

「何かザワザワする」

「やっぱり、ついつい口を出してしまう」

 

という場合は、それは お母さんの課題 なのです。

 

お母さんの課題は、お母さんが解決する

 

頭ではわかるんだけど・・・・

でも、つい口出ししてしまう・・・

子供が宿題をちゃんとやらないと、ザワザワ・イライラしてしまう・・・・

そういう場合は、「お母さんの課題」だと言いましたね。

 

どういうことでしょう?

 

子供が宿題をしない姿を見ると、お母さんの心の中に湧いてくる思いって、主に次の4パターンがあるように思います。

 

ちなみに、昔の私にはこの4つの気持ちが全部ありましたね。

 

①「宿題もちゃんとさせられない親だって思われるんじゃないか・・・」

(裏を返せば、ちゃんとした親だと思われたい)

 

②「失敗させたくない」

(何故かというと、子供に惨めな思いや辛い思いをさせたくないから。)

 

③「私は宿題はちゃんとしてきたのに、なんでこの子はしないの!?」

 

④「宿題はやるべきでしょ!!」

 

 

【①の場合】

人にどう思われるかが気になる

子供を通して自分の評価が悪くなることを恐れている

つまり、自分がちゃんとした親だということを、子供を使って証明したい んですね。

「いい子」出身の人が多いのではないかと思います。

いい子でいなければ愛されない、受け入れてもらえないと思って、必死でいい子を演じ、親の愛情を勝ち取ろう、親に怒られないようにしようとしてきた人は、やっぱりいい母になりたいと思うんですね。

そうでないと、周りから認められないと思って恐れているのです。

 

【②の場合】

「宿題をしない」ということから起こるであろうマイナスの出来事、

例えば   先生に怒られる とか

通知表の成績が悪くなる とか

友達にバカにされる などを想定し、

それを避けようとしています。

 

わが子が傷つくのを見たくないんですね。

 

なぜなら、そのことで自分が悲しくなったり惨めになったりするから・・・。

それを味わいたくないのです。

要するに、子供にちゃんとしてもらうことで親が安心したいのです。

 

【③の場合】

もし宿題をするのが楽しかったり、やりたくてやってきたのなら、こんなことは思わないはずですよね。

嫌なのに、自分は怒られないために、人に悪く思われないために、「本当はやりたくない」という気持ちを封印してがんばってきたという人にとって、やらない人・自分の気持ちのままに行動している人が許せないんですね。

ムカつくんです!!

それがわが子なら、そのムカつきはさらに激しくなるものです。

「ずるい!!」と、お母さんのインナーチャイルドが嫉妬しているのです。

 

【④の場合】

これは、実はインナーペアレントの声なのです。

インナーペアレントとは、

親や先生や親戚の人など、自分にとって影響力のある大人(主には親ですね)からよく言われてきたことを受け継いだり、

その価値観を取り込むことで形成されている内的規範(マイルール)を擬人的に表しています。

 

そのインナーペアレントがとっても厳しくて、理性的で、ダメ出しが得意だったり、ジャッジしたり、命令したりしてくるような存在だと、「べき」「ねば」が強くなってしまいます。

 

自分にはもちろん子供にも、その「べき」「ねば」を押しつけてしまうのですね。

 

①と②は、満たされていなかったり、欠乏感が強くて自信がないお母さんが、子供で自分を満たそうとしている状態、

 

③と④は、インナーチャイルドが傷ついていたり、インナーペアレントが厳格で受容的でないないためにインナーチャイルドが苦しくなっている状態なのですね。

だから、

子供に宿題をさせることでお母さんが安心を得ようとしたり、傷ついたインナーチャイルドを感じないようにしようとするのではなく、

お母さんが自分自身を癒していくことがたいせつなのです。

 

お母さんの課題を子供に肩代わりさせるのではなく、

お母さんの課題は、お母さん自身が向き合い、解決していかなければなりません。

 

自分癒しこそ、お母さんの課題なのです。

 

インナーチャイルドを癒し、満たされたお母さんになっていくと、余計な口出しは自然としなくなり、子供の課題は子供にまかせることができるようになりますよ。

 

 

 

 

 

 

 

あなたの子育てを
応援しています!

 

今日もお読みいただき
ありがとうございました。

 

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