良好な親子関係を築くために・・・ここをチェック!!

子育てはお母さんのあり方が9割!

 

こんにちは!

 

ママの心の傷を癒して、
幸せな子育てに導く専門家、

元教師で
現在子育てカウンセラーの
沙咲 晴美(たれぱんだ)
です。

 

「険悪な親子関係」もしくは「自立できない子供」になる2つの原因

 

アドラー心理学では、人間関係において「横の関係」を重視します。

言い換えれば、「対等の関係」ということです。

 

同級生や会社の同僚、サークルの同期などが「横の関係」というのはわかるけど、

親子とか会社の上司も「横の関係」である方がいいと言うと、

日本人なら違和感を感じる人も多いでしょうね。

 

なぜなら、

日本人は昔から『上下の序列』を重視してきたからです。

 

親子も上下関係でとらえている人も多いのではないでしょうか。

 

「子供のくせに」 とか 「親に逆らうな」 という言葉の中には

「対等」というニュアンスはありませんよね。

 

私は、日本人が大切にしてきた「上下関係」が必ずしも間違っていると

思っているわけではないのです。

 

両親や祖父母等、

生きてきた年数や経験値が多いというのは

それだけで尊重に値すると思いますし、

 

「目上の人に失礼のないように・・」

という配慮も必要だとは思います。

 

「上下関係」が問題になるとすれば、

そこに「支配と被支配」というニュアンスが絡む場合なんですね。

 

 

どんな人間関係であっても、

「支配と被支配」の関係であってはいけないのです。

 

 

でも、親の方に「育ててやっている」という感覚があると

子供を支配してしまいがちではないでしょうか?

(もちろん、支配しているつもりはないのでしょうが)

 

あるいは、

子供を自分の所有物のように思っている場合も

支配してしまうことになりやすいですね。

 

 

親が子供を「支配する」場合、2つの支配のしかたがあります。

 

一つは、「父性的支配」つまり「力による支配」

そしてもう一つは、

「母性的支配」つまり「愛情による支配」 です。

 

 

そして、このどちらのタイプの支配であっても

子供から返ってくるものは「反発」(親と戦う)「依存」(服従)です。

 

その結果、最悪の場合は

親子の関係が壊れてしまうか、

子供が自立できない大人になってしまうか、

どちらかになってしまうのです。

(どちらになるかは、子供の気質やタイプによります。)

 

 

そして、それが最も表面化しやすいのが「思春期」です。

父性的支配とは

 

父性的支配(力による支配)とは、

正義や常識、道徳などの面で、自分の価値観を押し付け、

強制したり、力でねじ伏せようとするるものです。

 

 

例えば、

自分は勉強をがんばって難関大学に進学したから、

子供にもそれを求めるとか、

 

ずっと野球をがんばってきたから

子供にも野球をさせ、イヤだと言わせない

といった感じですね。

 

あるいは、

自分が果たせなかった夢を子供に強いる場合もあります。

 

例えば、

とても優秀で、大学に行って医者になりたかったのに、

家庭の事情で諦めざるを得なかった

という人が、子供に対して

「どうしても医者になれ」

「医者以外は認めない」

と強制するような場合ですね。

 

これは、「昭和の親父的支配」ですが、

必ずしも父親がやるとは限りません。

 

わが家の場合、

夫はまったくそういうタイプではなく、

恥ずかしながら、私の方がコレをやってしまっていました。

職業や学校を無理強いしたことはないのですが、

「勉強も運動もできなければならない」

「できないことは克服しなければならない」

「人には愛想良くしなければならない」

「頑張らなければならない」

「がまんするべき」

などなど、

 

自分が頑張ってきたことや、逆に苦手でできなかったことを

子供にさせようとしていました。(子供の気持ちはお構いなく)

 

そして、

それをやろうとしない場合は、否定したり、非難していたのです。

(これがダメなんです!)

 

その結果、

長女にはとことん反発され、

一時、関係がものすごく険悪になりましたし、

 

次女は恐ろしさのあまり、

私の望む子になろうとして(=服従)自分を見失い、

後でとても苦しくなってしまった時期がありました。

 

2人の子供達には、本当に苦しい思いをさせてしまったと

申し訳なく思っています。

 

だから、これを読んで下さっているあなたには

同じ過ちを犯してほしくないと思って書いています。

 

子供は、親とは能力も気質や性格も、生まれ育つ時代も、

全く違う別の人間です。

 

 

にもかかわらず、父性的支配を受けてしまうと

自分を見失ってしまったり、

自分を守るためだけにものすごいエネルギーを使わなければならなくなってしまい、

本来の輝きを発揮することができなくなります。

 

 

親と子供は全く違う人間だということを忘れないようにして、

子供の思いや選択をを尊重してあげましょう。

 

もちろん、

子供が悪の道に行きそうになった時、全力で止めることは必要です。

それは、「支配」とは全く違ったものです。

【要注意!】母性的支配とは

 

これは、一見支配とは違うように見えるのですが、

母親であればついついやってしまいがちなことなので、

要注意です!

しっかり読んでくださいね。

 

「父性的支配」が、

自分と同じような人間にしようとしたり、

自分の価値観を押しつけたり、

力でコントロールしようとするのに対して

 

「母性的支配」は、愛情による支配です。

 

根底にあるのは、

「ずっと手元に置いておきたい」

「何でもしてあげたい」

「自分を必要としてほしい」

「悲しい思いをさせたくない」

などの思いです。

 

この気持ちが過度になると、子供を骨抜きにしてしまいます。

 

これは、基本的には子供への愛情なのですが、

もう少し正確に言うと

子供への『執着の愛』であり、

子供への愛情を通して自己愛を満たそうとする

『少し利己的な愛情』と言えます。

 

つまり、

母性のマイナス面が強く出る時に、

愛情を通して子供を支配する結果になってしまうのです。

 

そのため、

束縛する

過保護・過干渉

依存する

境界線を越える

などの行動をとることになります。

 

 

もちろん、

子供を支配してやろうという意識はない場合も多いし、

基本は「愛情」なのですが、

それは子供を自由にはばたかせる愛情ではなく、

自分のもとに縛り付けておきたい愛なのです。

 

子供にとっては「重い母親」になってしまうのです。

 

特に、すべてを犠牲にして子供に尽くし、子供だけが生きがいで

「あなたさえ幸せになってくれればいいのよ」というような「自己犠牲的」に出る親に対しては、

子供は自分の思う通りに生きることに対して、「罪悪感」を持ってしまいます。

 

すごく良くしてくれるからこそ、親の期待に応えざるを得ない、

そうでないと、親を裏切ったような気持ちになる、

本当は県外や海外に行きたいけど、親を放っておけない、

などの「しがらみ」に縛られ、

本当に生きたい人生を選択できなくなってしまうのです。

 

物理的にせよ、心理的にせよ、

親から離れることに対して強い罪悪感を感じてしまうのですね。

 

つまり、『親の愛』という鎖に縛られた状態になってしまいます。

 

こうなると、子供は本当の意味で自立することはできなくなります。

自分の意志で自分の道を選び、

自由に生きていくことができなければ、

子供は、自分自身の輝きを発揮できなくなってしまいます。

 

子供を支配しないために必要なことは?

 

「父性的支配」であれ「母性的支配」であれ、

どちらも子供の自立を妨げ、

子供が自分の人生を生きる権利を奪ってしまうのです。

 

なぜなら、

これは子どもと自分との間に

キチンと境界線が引けていないということだからです。

 

子供を支配する親は、実は子供に依存しています。

「支配」と「依存」は表裏一体なのです。

 

どちらも

親と子供との間に境界線が引けておらず、

むやみに子供の心の敷地に入り込んでいるという共通点があるのです。

 

子供を真の意味で自由にしてあげるためには、

まず親自身が精神的に自立していること、

子供との間にキチンと境界線が引けるということが必要です。

 

親が精神的に自立しているとはどういうことでしょうか?

 

それは、自分で自分を満たすことができるということです。

 

親が、そのように自分で自分を満たしていると、

子どもで自分を満たそうとしなくなり(つまり、子供に依存しなくなり)

子供は安心して親の元を巣立っていけるからです。

 

そういう意味でも、親が幸せで満たされていることはとっても大切なのです。

 

 

 

 

 

 

あなたの子育てを
応援しています!

 

今日もお読みいただき
ありがとうございました。

 

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