私が嫌いな“あのアニメ”が、実は『子育ての最高の教科書』だった!?

子育てはお母さんのあり方が9割!

 

こんにちは!

 

ママの心の傷を癒して、
幸せな子育てに導く専門家、

元教師で
現在子育てカウンセラー
沙咲 晴美(たれぱんだ)
です。

ウソ~!あのアニメが子育ての教科書だなんて!

 

あなたは、『クレヨンしんちゃん』って好きですか?

 

 

一説によると、これは、

世のお母さん方が子供に一番見せたくないアニメだとか・・・

 

 

実は私も、子供たちが小さい頃に

このアニメを毛嫌いしていた一人ですちょっと不満

 

 

「絶対に見せたくない!!」

と思っていました。

 

だって、しんちゃんって、

なんか下品で、あつかましくて、口が悪くて、

 

親を呼び捨てにするし・・・プンプン

 

しつけられていない野生児って感じで、

子供達には影響を受けてほしくなかったから。

 

 

多分、

「いい子」や「お行儀のいい子」を望んでいるお母さんにとっては、

しんちゃんは到底受け入れられない子供なのではないでしょうか。

 

 

ところが!!

東京大学大学院教育研究科教授の汐見稔幸先生によると、

「クレヨンしんちゃん」は、実は

最高の子育ての教科書なのだそうです。

 

え~~~~!!?

どこが~~~?

ものすごく意外で、どういうことなのか知りたくて、

思わず汐見先生のご著書を思わず購入ニコニコ

 

この中に書かれている27のヒントの中で、

特に、

『あの頃の私に教えてあげたかった~~!』

と思った内容をいくつかピックアップして

ご紹介しますね。

 

きっとあなたの参考になると思います。

しんちゃんの“お尻出し”には重要な意味がある!

 

クレヨンしんちゃんといえば、“お尻出し” ですよね。 

私は、アレをみると不快になっていました。

 

子供に見せたくなかったのも、こういうお下品なところ・・・

 

でも、子どもっていたずらが大好きです。

親が困った顔で「こら、やめなさい!」と言うのを見ると、やたら喜んだりしますよね。

 

また、一時期(4~5歳頃)、やたら下ネタが好きになる時期もあります。

そういう年頃だし、子どもってそういうものらしいです。

 

だから、ふざけてお尻出してお母さんを困らせたりしたがるのは、

極めて自然な姿なのです。

 

でも、昔の私のように、

「いい子」「お行儀のいい子」にしようと躍起になるタイプのお母さんには、

到底受け入れられません。

 

 

「やめなさい!」どころでは済まないんです。

 

「なんてお行儀が悪い子なの!」

 

「なんてみっともない!!」

 

「お母さんに恥をかかせて!!」

みたいに、人格否定してしまう場合もあります。

そうすると子供は、そんないたずらはしたくてもできなくなりますよね。

 

でも、ちょっと待ってください!

 

実は、汐見先生によると、しんちゃんがふざけてお尻を出すのは、

親への信頼感の表れ で、

親と子の親密さがしっかりと育っている証拠 なのだそうです。

 

「いたずらをしても、お母さんは受け入れてくれる。 

自分のことを嫌いにはならない。」

 

そういう確信があるからこそ、できることなのですね。

 

 

幼い子供にとって、親に嫌われること・拒否されることくらい

怖くて悲しいことはないのです。

 

 

そういう意味で、しんちゃんは下品に育っているのではなく、

親を信頼している、きわめて健全に育っている子なのだそうですよ。

 

 

裏を返せば、

お母さんのみさえさんが、

怒りながらもわが子をしっかりと受け入れているお母さん

ということなんでしょうね。

 

こどもがヘンなおふざけをしたり、下品な言葉を使ったりしても

 

「うちの子はおかしいんじゃないか。」

「ずっと子のままだったらどうしよう。」

と心配することはないのです。

 

ただ単に、その年頃の「マイブーム」なのです。

 

そういう自然な欲求を認めてあげると、必ず卒業するそうです。

 

 

でも、こういう時に「ヘンな子」と決めつけて、

自然な欲求を無理に抑圧させるほうが、

かえってあとあと厄介なことになるのかもしれませんね。

 

 

幼い頃から無理にお行儀良くさせたり、

いい子にしようとしなくていい。

 

それは、私のちょっと悲しい体験からも実感しているところです。

 

 

どうやってしつけたらいいんだろう?

 

子供を育てる上で身につけさせなければならないこと・・

 

例えば、

挨拶をする

出したものは片づける

朝起きたら顔を洗う

寝る前に歯を磨く

ゴミはごみ箱に捨てる

服をたたむ

・・・などなど。

 

こういう“生活の中でしなければならないこと”を教えるのが、しつけですよね。

 

たくさんのことを教えなければならないので、

一度教えたらすぐにやってくれたら楽なのですが、

子どもってなかなかそうはいかないですよね。

 

 

私も昔、子供が小さい頃は、

何度も同じことを言わなければならないことに、無性に腹が立っていましたね。

 

「何度言ったらわかるの!!!」

と、よく雷を落としていました。

 

ということは、

「ちょっと言うだけでわかって当然」

と思っていたのかもしれません。

 

 

これが大きな間違いでした。

 

「ちょっと言っただけでわかって当然」

と思っていると、

何度言ってもできない(やらない?)子供を見ると、

「ダメな子」と否定的な気持ちで見てしまうんですね。

 

でも、この本によると、

子どもって、何度言ってもわからない生き物なんですって!

 

 

だから、対処法としては、

「懲りずに何度も言うしかない」そうです!

 

「一度でわかるのが当然」

「何度も言わなくてもわかるもの」

という子供に対する前提を、

 

「何度言ってもわからないのが子供」

という前提に変えていく必要があるのですね。

 

だから、何度も何度も言い続けるしかないし、

決してそれが悪い事でも、子供が劣っているわけでもないのです。

 

まさに、手間がかかるのが子育て!

しつけはインプット。

種まきのようなものです。

 

すぐに芽を出すことを期待しない。

 

すぐに芽を出すこと(=すぐにできるようになること)を期待したり強制すると、

コントロールになってしまいます。

 

これをやると反発して、ある程度大きくなるとやらなくなってしまうのです。

 

まさに、うちもそうでした!

 

だから、

何度言ってもやらなかったりできなかったりする子をダメだと思わずに、

「子供ってそういうものなんだな~」と捉えて、

コツコツ諦めずに言い続けるしかないのですね。

 

汐見先生は、こんなふうに説明して下さっています。

 

「しつけは、縫物のしつけ糸と同じ。

まだ自分ではちゃんとできないから、

正しい場所に親がしつけておさえておく。

 

子供に施したしつけも糸のように、子供が育ったあとで抜き取る。

つまり、自分で判断できるようになり、

納得して、自主的に守るようになる。」

 

しつけ糸をきつく縫い付けすぎると

大人になってしつけ糸が抜けないのだそうです。

 

自分で納得したり、判断できない人間になってしまったり、

 

「他人に良く思われなきゃ」とがんじがらめになってしまうような

権威に弱い人間になったりする可能性があるんですって!

要注意ですね!

 

 

子供に片づけさせるにはどうすればいいの?

 

私はもともと、散らかっているとか床にものが落ちているのが嫌いでした。

 

子供が小さい頃は、どうしてもそんな状態になるので、

それだけでイライラしてきて、

子供たちが小さい頃から「片づけなさい!!」とうるさく言ってきました。

 

考えてみれば、

丁寧に片付けのしかたを教える、なんてことをせずに

やたら、「片づけろ」とうるさく言ってきたような気がします。

 

そんなやり方だから、全く効果はなかったですね。

 

子供たちが小さい時は、

お母さんが怖いから何とか片付けようとがんばっていましたが、

思春期あたりになると、全く片付けなくなってしまいました。

 

きっと、反動なのでしょうね。

 

結局、恥ずかしながらわが家の娘たちは、

二十歳すぎた今でも片付けはあまりしないです。

(しないのか、できないのか?)

 

子供が小さい時の散らかしようはすごいものがありますよね。

 

きちんとしたお母さんほど、

ちゃんと片付けができるようにさせようと

悪戦苦闘しておられるのではないかと思います。

 

 

本当に、どうやったらちゃんと片付けができるようになるのか・・・

頭を悩ませているのではないでしょうか?

私も本当にそこが知りたかった!!

 

 

しかしですね・・・

 

汐見先生によると、

片付けは幼い子には難しすぎることなのだそうです。

 

 

子供の思考力に対して、

片付けは大人が考えるほどたやすいものではないとか・・・

 

なので、この本には、

「片付け上手になるというのは、幼児や小学生のテーマではありません。

恋人がからのテーマです。

好きな人が部屋に遊びに来るときに、片づけることができれば、合格。」

 

と書いてありました。

 

そうかぁ。

そうだったのかー。

 

「片づけなさい!」は、子供にとってハードル高すぎたのかー。

 

 

わが家の娘たちも、

あまりに高いハードルを掲げられ、

できないと怒られて

嫌になってしまったのかも・・・。

 

特に長女は、元々ルーズ(・・・もとい!大らか)な性格なので、

散らかっていても全然気にならないようでした。

 

本人が必要を感じていないのに、

外からうるさく言われたら余計にやる気がなくなってしまいますよね。

 

それでも、自分の部屋があまりに散らかっていると、

突然大々的に大掃除をし始めてそれなりに片づけていましたが、

それでいいのだそうです。

 

常に片付いた状態ではなくても、

本人がやる気になった時に一応片づけることができるなら、

それでいいとこの本にも書かれているし、

 

そういえば、アドラー心理学の野田先生も

そんな風におっしゃっていました。

 

 

そんな長女を見て、「ちゃんと片付けできるからいい」とは思えなかった私・・・

 

汐見先生はこのように結んでいます。

だから子どもに「片付けなさい」と叱るのはやめた方がいい。

片付けは、子どもにやらせるのではなく、親がモデルを示せばいいでしょう。

「これもう片付けていいのかな?」

「これはまだ使うの?」

そう子供に聞きながら、お母さんがどんどん片付けてしまえばいい。

子どもはお母さんの様子をじっと見ています。

見ているうちに少しずつ片付けのしかたを学んでいきます。

そのうち、手伝い始めますよ。

 

なるほど~~

 

片づけられる子供にするための方法は

お母さんが片づけて見せる

ということですね!

 

 

そしてその時、プンプンしながらではなく、

楽しそうに片づけていれば、

きっと子どももやりたくなってくるのかもしれませんね。

 

さらに続きます。

 

 

             

 

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応援しています!

 

今日もお読みいただき
ありがとうございました。

 

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