いい子に育てようとするのはキケンです!!

子育てはお母さんのあり方が9割!

 

こんにちは!

 

ママの心の傷を癒して、
幸せな子育てに導く専門家、

元教師で
現在子育てカウンセラーの
沙咲 晴美(たれぱんだ)
です。

 

いい子は危ない!?

 

親であれば、

わが子にいい子であってほしいと思う人はたくさんいると思います。

 

あなたはどうですか?

 

昔の私も、

自分の子供に「いい子であってほしい!」と、ものすごーく強く思っていました。

 

もしかしたら、あなたの子育ての悩みも、

わが子がいい子だと思えないところからきているかもしれませんね。

 

そのくらい、わが子にいい子であってほしいと思っているお母さんは多いのです。

もちろん、

“親の愛に満たされていることで、結果的に子供がいい子になった”

これならいいのです。

 

でも、親の方から子供をいい子に育てようとするのは、

実はとてもキケンなことなのです。

 

 

そのスタンスで子育てしていると、

きっとどこかの時点で、何らかの子供の問題が生じます。

 

例えば、

不登校、非行、様々な身体症状、摂食障害、対人恐怖、うつ・・・

あるいは

親子の断絶  などなど。

 

なので、今すぐやめた方がいいです!!

 

 

でも、

「一体なぜ、わが子をいい子にしようとするのがダメなの?」

「それが躾なんじゃないの?」

「なぜ、いい子にしようとすることが子供の問題につながるの?」

と疑問に思うかもしれませんね。

 

そのことを具体的にお話していきますので、

ぜひ最後まで読んでいただけたらと思います。

 

「いい子」って、どんな子?

 

昔の私もわが子にいい子を望んでいたと言いましたが、

具体的にどうなって欲しかったのかというと、

 

・素直で聞き分けがいい子

  (つまり、親の言うことをよく聞く子)

 

・人から褒められる子

  (つまり、親の見栄やプライドを満足させてくれる、安心させてくれる子)

 

・ダダをこねない子、我慢できる子

  (つまり、親を困らせない子)

・・・

 

人によって「いい子」の定義は違うかもしれませんが、

(つまり・・・)の中を見ていただければおわかりのように、

要するに『いい子』とは、『親にとって都合のいい子』なんですね。

 

 

心理学者で、アダルトチルドレンブームの火付け役の一人でもある信田さよ子さんは、

このようにおっしゃっています。

「素直でいい子」は子供の性格ではなく、

親からの脅しや恐怖の対応として作られる。

 

つまり、

いい子とは、自分の欲求や感情を抑え、

親の期待通りにふるまうことを外側(親)から条件づけられた子

だと言えます。

 

子供は理性が発達する時期までは、

自分の欲求通りに動き、

感じた感情をそのまま表現する存在です。

 

自然にさせていたら、とてもいい子などではありえません。

 

それをいい子にするには、外から調教する必要があります。

 

力や脅し、罰、嘆きや泣き落としなどの方法で・・・。

 

もちろん、社会生活を営む上で、

成長とともにだんだん自分の欲求や感情を抑えることができるようになっていくことは必要です。

 

でも、子供の頃から欲求や感情を過度に抑えられるとしたら

(=それがいい子ということですから)、

それは子供にとっての大きな悲劇とは言えないでしょうか?

『元いい子』だった私自身の苦しさ

 

実は私も、小学生の時は『いい子』でした。

 

自分で言うのも何ですが、

勉強も運動もがんばり、

お行儀も良く、

色々な代表に選ばれて活躍していました。

学校の先生からも、同級生のお母さんからもほめられるような子でした。

 

にもかかわらず、自己肯定感はちっとも高くならず、

中学生になった時には両親にものすごく反抗するようになり、

イライラの塊になってしまったのです。

 

中学生の頃は、なぜこんなにも親に腹が立つのかわかりませんでしたから、

「激しく反抗してしまう自分は、本当にダメな子だ」と自分を責め、

罪悪感に苛まれていました。

 

でも、今ならわかるんです。

 

当時の私は、

自分の好きなようにふるまえず、

自分の感情をありのまま感じることもできず、

親や周りの期待に応えるために自分を抑えて、

本当に苦しかったんだと。

 

いい子ほど、強く自分を抑えています。

たくさん我慢しています。

 

子供の頃に我慢した量が多いほど、大人になってから生きづらくなると言えるかもしれませんね。

 

その苦しみは、『自分自身』を生きられない苦しさです。

 

 

自分が何を望んでいるのか、

どうしたいのか、

どう感じているのかさえわからなくなる場合もあります。

 

子供の頃に自分を抑えて我慢してきた苦しさは、必ずいつか噴き出します。

 

多くは思春期に、

遅ければ、30代~50代のミッドライフクライシスの時期に。

 

子育てが苦しくなるのも、実はそこに原因がある場合が多いんです。

 

お母さんが子供の頃に自分を抑えて、いい子でなければならないと思ってきた場合、

母親になるとまた、子供をいい子にしなければならないと思ってしまうのです。

 

自分は苦しかったはずなのに・・・。

 

私も、子供をいい子に育てなければ、母親としての価値がないと思っていました。

 

そして、そのために子育てがすごく苦しいものになりました。

 

『いい子の呪縛』にがんじがらめになっていたのでしょうね。

 

私自身も苦しかったし、

子ども達にも苦しい思いをさせてしまいました。

 

幸せな子育てをするためには、

つまり、親も子も幸せになるためには、

まずは『いい子の呪縛』から解き放たれる必要があります。

 

 

子どもには、いい子であることを求めるのではなく、

『その子らしさ』を認めて、大切にしてあげましょう。

今からでも決して遅くはないのですよ。

気づいた時がベストなタイミングですからね。

 

 

そうすると、子供はイキイキしてくるし、

親子の関係もグッと良くなりますよ~

 

次回のブログでは、

いい子に育てたいと思っているお母さんなら必ず嫌う“あのアニメ”が、

実は子育ての最高の教科書であるという話をしますので、

楽しみにして下さいね。

 

きっと心がラクになると思います。

 

 

あなたの子育てを
応援しています!

 

今日もお読みいただき
ありがとうございました。

 

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