子どもに理想を押し付けてしまうのはなぜ?|お母さんの生い立ちに隠された原因と解決へのステップ

子育てはお母さんのあり方が9割!

 

こんにちは!

 

ママの心の傷を癒して、
幸せな子育てに導く専門家、

元教師で
現在子育てカウンセラー
沙咲 晴美(たれぱんだ)
です。

 

 

「優秀な子に育ってほしい」
「誰からも好かれる子になってほしい」

親であれば、わが子に対してそんな夢や理想を抱くのは自然なことです。

 

私自身も、昔は

  • 何でもできる子になってほしい
  • 誰からも好かれる子になってほしい
  • 挫折のない人生を歩んでほしい

など、子供に数多くの期待を持っていました。

 

心の中で願うだけであれば、何の問題もありません。
しかし私は、その理想を子どもに「押し付けて」しまっていたのです…。

当時は、「子供のため」だと信じていたのですが、でも本当は違うんだということに気づいたのです。

 

実はそこには、私自身の「生い立ち」や「過去の傷」が深く関係していたのです。

 

今回は、なぜ子どもに理想を押し付けてしまうのか、
その心理的なメカニズムと、そこから抜け出すための解決策をお伝えします。

 

子どもに親の理想を押し付けるとどうなる?

「あなたのためを思って」という言葉の裏で、親の理想を無理強いしてしまうと、親子関係には深刻な影響が出始めます。

  • 親子関係が修復できないほど悪化する
  • 子どもが自分の意思を持てず、無気力になる(のちのち心配な状況になる)
  • 常に親の顔色をうかがう「いい子」を演じ、生きづらさを抱える  

他にも

  • 自分の気持ちがわからなくなる
  • 本音を言えなくなる
  • 失敗を極端に怖がり、チャレンジできなくなる
  • 不登校やひきこもりにつながる

ということも少なくありません。

実際、うちの場合も

長女は激しい反抗で、親子関係が悪化の一途をたどり・・・
次女は私の顔色を窺い、本音を隠して「いい子」の仮面をかぶっていたため、生き辛さを抱えるようになりました。

幸い、取り返しがつかなくなる一歩手前で気づき、懸命に自分自身を変える努力をしたおかげで、状況を好転させることができたのです。

 

 

頭ではわかっているのに、なぜ押し付けてしまうのか?

子どもは、親の欲求を満たすための道具ではありません。
親の期待を押し付ける行為は、「子どもの人生を親が横取りしている」のと同じになってしまうのです。

 

子どもは本来、自分自身の課題や使命、そして「こう生きたい」という種を持って生まれてきます。
親の本当の役割は、それをコントロールすることではなく、後ろから応援してあげることなんですよね。

 

「子どもの思いを尊重すべき」
「コントロールしてはいけない」

 

そんなことは、頭では十分にわかっていたのです。
それなのに、つい口を出したり、自分の価値観を押し付けたりしてしまう……。

 

その根本にあるのは、私自身が抱える「欠乏感」でした。

 

 

原因は「お母さん自身の生い立ち」にある

なぜあんなに子どもを縛り付けようとしていたのか、振り返ってみて気づいたのです。

 

「本当はしたくないことを、親の顔色をうかがって無理にやってきた」
「ありのままの自分を認めてもらえなかった」
「親が喜ぶ自分にならなければならないと思って、無意識に本当の気持ちを押し殺して頑張ってきた」

 

幼少期に親から条件付きの愛しか受け取れなかったり、自分の気持ちを否定され続けたりすると、心の中に「私はこのままでは価値がない」という巨大な欠乏感が生まれます。

自分が満たされなかったからこそ、
「子どもを使って、自分の人生をやり直そう(自分の欠乏感を埋めよう)」
としてしまうのです。

 

子どもに理想を押し付ける行為は、子どもに向けられているようで、実はお母さん自身が過去に傷ついた自分を救おうともがいているサインなのです。

 

もちろんこれは、意識してやっていることではなく、無意識のうちに欠けている部分を埋めようとするメカニズムが働いてしまっているのですね。

 

 

親の理想の手放し、子どもの思いを尊重するための3ステップ

では、どうすればこの連鎖を断ち切り、子どもを一人の独立した人間として尊重できるようになるのでしょうか。
解決への3つのステップをご紹介します。

 

 

ステップ1.「これは誰の課題か?」を切り離す

アドラー心理学でも有名な「課題の分離」です。

勉強すること、進路を決めること、友達と付き合うこと……
これらはすべて「子どもの課題」です。

親が口を出しそうになったら、一歩引いて
「これは私の問題?それとも子どもの問題?」と自分に問いかけてみてください。

 

 

ステップ2.お母さん自身の「インナーチャイルド(幼い心の傷)」を癒す

子どもに向き合う前に、まずはあなた自身に向き合いましょう。

かつて「寂しかった」「認めてほしかった」「嫌だった」と感じていた幼い頃の自分の気持ちを、大人のあなたが「辛かったよね」「もう頑張らなくていいよ」と認めて、抱きしめてあげてください。

お母さんの心が満たされれば、子どもを使って心の隙間を埋める必要はなくなります。

 

 

ステップ3.子どもの「そのまま」を観察し、信じて待つ

親のフィルター(~すべき、~であるべき)を外し、子どもが今、何に興味を持ち、何に悩んでいるのかをただ観察してみてください。そして、「この子は自分で乗り越える力がある」と信じて待つことです。失敗する権利すらも、子どもにとっては大切な経験です。

 

 

 

まとめ:親の課題を終わらせ、子どもの人生を応援しよう

子どもへの期待や理想は、子ども自身の問題ではなく、すべて「親側の課題」です。

それに気づけた時点から、未来は変わり始めます。

子どもを変えようとして苦しくなっているお母さんほど、
本当は一生懸命で、愛情深い方なのだと思います。

 

でも、愛情が強いからこそ、
知らないうちに「期待」や「不安」が混ざってしまうことがあります。

 

だからまずは、

「私も苦しかったんだな」

と、自分自身の心にも優しく気づいてあげてください。

お母さんが少しずつ心を緩めていくことで、
子どもも安心して“自分の人生”を生きられるようになっていきます。

お母さんが自分自身の人生を生き、自分を愛せるようになったとき、自然と子どもへの執着は消え、子どもの思いを心から尊重できるようになります。

数々の失敗を経て、私は今、心からそう実感しています。

まずは、今日まで頑張ってきたあなた自身の心を、たくさん労ってあげてくださいね。

 

 

あなたの子育てを
応援しています!

 

今日もお読みいただき
ありがとうございました。