子供の夢を本気で応援するって、こういうこと

子育てはお母さんのあり方が9割!

 

こんにちは!

 

ママの心の傷を癒して、
幸せな子育てに導く専門家、

元教師で
現在子育てカウンセラー
沙咲 晴美(たれぱんだ)
です。

 

前回の続きです。

 

今日は、ビリギャルの本を読んで、

さやかちゃんのお母さん(ああちゃん)の子育てに対して私が受けた、2つめの衝撃のお話

です。

 

 

坪田先生との出会いによって、慶応大学を目指し始めたさやかちゃんでしたが、

やはり学習の遅れが激しいので、坪田先生から【無制限コース】という、日曜を除けば塾へ毎日来られる学習コースを勧められることになります。

 

そこに入るためには、百数十万というお金を一括して前払いしなければなりませんでした。

 

ところがその頃、ああちゃんはだんな様と不和の状態で、お金がありませんでした。

 

自分の服を買うどころか、カード類も携帯もすべて止められているような状態だったそうです。

 

 

しかし、ああちゃんはそのお金を何とか工面します。

 

子供達のために小さい時から積み立てていた郵便局の定期預金をすべて解約し、自分で積み立てていた生命保険もすべて解約して、それでも足りない分はへそくりをかき集めて、お金を用意したのだそうです。

 

 

なんで、そんなことができるんだろう???

 

今までずっとがんばっていて、成績もいい子のためだったらわかる。

 

あるいは、お金にゆとりがある状態だったのならわかる。

 

 

でも、どちらでもなかったんですよね。

 

さやかちゃんは、ついこの前まで、夜な夜な遊び歩き、停学になるようなことを何度もしでかし、学校の先生からクズ呼ばわりされるような子だったんです。

 

そんな子が、その気になって勉強し始めたとしても、私だったら、とことんは信用できないだろうなー。

 

 

『どうせ、すぐ気が変わるんだろうな。

 

もしかしたら、お金をドブに捨てることになるかもしれない。

 

お金がない中、そんなことになったらどうしよう・・・』

 

な~んてこと、全然思わなかったんでしょうね、ああちゃんは。

 

 

本当にすごいです!!

 

しかも、これだけじゃないんです!

 

もっとすごいことがあるんです!!

 

 

経済的にどん底の中、それだけのお金を絞り出してやっと工面したにもかかわらず、ですよ。

 

『その時、ああちゃんは、さやかちゃんが慶応に受からなくても、何も惜しくないと思っていました。

ただ、ただ、この塾で学ぶことがさやかちゃんのためになると思って、お金を用意したのだそうです。

今は、さやかちゃんが勉強することにワクワクしている。だったら、思い切りやらせてあげたい、と考えたんです。』 (ビリギャル p106)

 

自分が子供に慶応に行ってほしいからじゃなく、

さやかちゃんが夢中になって夢を追いかけている姿がただただ嬉しくて、

本気で応援したかったんですね~~。

 

 

すごすぎるー!!!!!

 

私だったら、万が一同じ状況になったら、

「これだけのお金を出したんだから、がんばりなさいよ!!」ってハッパかけまくり、

勉強をしているかどうか、見張りまくっていたんじゃないかと思ったことを覚えています。

 

 

実際に、ずっとがんばってきたさやかちゃんが、あと半年という時期になってもE判定から脱出できなくて、

 

「やっぱり慶応は無理だ~~~!!」と思って、

 

苦しくて苦しくて、家に帰ってわんわん泣いたことがありました。

 

そのときああちゃんは、

 

「もうやめればいいじゃない。そんなに辛いんだったら、もうやめようよ。

 

今まで本当によくがんばったよ。」

 

と声をかけます。

 

 

嫌みでもなく、

 

責めるでもなく、

 

否定するでもなく、

 

本当に心から、「辛いなら、やめていいんだよ。」って。

 

 

あんなに苦労してお金をかき集めて、

 

あんなに喜んで応援していたのに、

 

さやかちゃんがちょっと辛いと言ったら、「もうやめちゃいなよ。」と素直に心から言ってくれるああちゃん。

 

 

そんなお母さんに気持ちを受けとめてもらえたから、さやかちゃんはくじけそうになる心を立て直すことができ、「やっぱりがんばる!」と心を決めたのだと思います。

 

 

こんなふうに接してくれるお母さんがいたら、子供は本当に安心できる心のよりどころができて、自分の可能性に向かってチャレンジできるのでしょうね。

 

 

私は、ああちゃんと自分とのあまりの違いに涙が出るほど悲しく、そんなお母さんになりたいと心から思いました。

 

その時から、ああちゃんは、私が目指すべき方向性を示してくれる北極星のような存在になりました。

 

 

なぜ、ああちゃんはそんな子育てができたのでしょうか?

 

 

実は、ああちゃんも子供が小さい時は子育てに悩み、精神科に通うほどボロボロに苦しんでいた時期があったのです。

 

 

さらに続きます。

 

あなたの子育てを
応援しています!

 

今日もお読みいただき
ありがとうございました。

 

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