子供への口出しがやめられないお母さんへ① ~過干渉の弊害と課題の分離

子育てはお母さんのあり方が9割!

 

こんにちは!

 

ママの心の傷を癒して、
幸せな子育てに導く専門家、

元教師で
現在子育てカウンセラー
沙咲 晴美(たれぱんだ)
です。

 

子供がやるべきことをやらないでいると

気になって仕方ないというお母さん、多いですよね。

 

実は私もそうだったのですが・・(笑)

 

「学校の宿題はちゃんとしたのか」

「朝起きるのが遅い!学校に遅れてしまう」

「図書室で借りた本は、期日までにちゃんと返したのか」

「忘れ物はないのか」などなど、

お母さんの心配は尽きないですよね。

 

ある程度気になるのは仕方ないとしても、

とても黙っていられずに、

何が何でもきちんとやらせようとして

介入し過ぎていないでしょうか?

 

私はめちゃくちゃやっていました(汗)

 

何度もうるさく言う、

頼まれてもいないのに、朝起こしてしまう、

ちゃんとやらないと怒りを爆発させる、超不機嫌な顔をする、

それでもやらないと、罰を加える・・・

(「おやつなし」とか「スマホ取り上げ」など)

 

そもそも、朝起きるのも宿題をするのも、

学校に行くのも、学校の準備をするのも

誰の課題なんでしょう?

 

子供の課題ですよね?

 

でも、それをちゃんとやるようにコントロールしている場合・・・

お母さんが、子供の課題を自分の課題にしてしまっているんです。

 

そうやって、子供の課題に手出し口出しをすることは

実はものすごーく問題なのです。

 

私はかつて、

自分が気をつけて、子供にちゃんとした行動をさせることが

親のつとめだと思っていました。

 

子供に転ばぬ先の杖を与え、子供が失敗することを回避させることが

親の愛情だと、勘違いしていたのです。

 

しかし、

本来子供が自分でするべきことを、先回りして親がしてしまったり、

いちいち指示命令することは、

親が「子どもの課題」に口を出し、

自分の課題として取り込んでしまうということです。

 

そのことによってどうなるでしょうか?

 

子供は自分が気をつけなくても親が言ってくれると思って、

自分で考えて行動するという行動が身につかず、

いつも親に 依存するようになるでしょう。

 

●また、「いちいちうるさいなあ。」と 反抗的 になったり、

 

●「お母さんが言ってくれなかったから・・・」と、

人のせいにする かもしれません。

 

そして、何より怖いのは、

●『自分自身の考えで行動することで乗り越えた、解決した』

という経験を持てないために、

自分は一人では何もできない人間だと思ってしまい、

自信を持てない子になってしまう ことだと思います。

 

つまり「子どもの課題」に親が口を出すという行為は、

子供のためを思ってしているようで、実は

子供の自主性や自立心、

自己管理する力、

失敗から様々なことを学ぶチャンス

等を奪う ものだったのです。

 

その結果、

依存心が強く、打たれ弱い子、

様々な困難を乗り越える力のない子に

なってしまう のです。

 

子供が根腐れしてしまうんですね。

 

だから、

それが「親の課題」なのか「子供の課題」なのかを考えて、

「子供の課題」は原則的には子供に自分の力で解決してもらう

というスタンスが、とっても大切なのです。

 

これが「課題の分離」という考え方です。

 

「子供の課題」と「親の課題」を徹底的に分けて考えないと、

過保護・過干渉の子育てになってしまうのです。

 

それが誰の課題かというのは、

『それをやるのは誰なのか』

あるいは

『やらなかったことの責任は

誰に降りかかってくるのか』

 

これを考えるとすぐにわかります。

 

例えば、宿題は子供がするものですよね。

(親ではありません。)

 

 

もしもやらなかったときに先生に叱られたり、

勉強がわからなくなったり等、

困るのは子供自身です。

(親ではありませんね。)

 

なので、宿題は子供の課題なのです。

 

私は、この「課題の分離」をアドラー心理学で学びましたが、

本当に目から鱗でした。

 

自分が「親のつとめ」だと思っていたことが、実は

「子供の領域に土足で踏み込むこと」

「子供の心の敷地への不法侵入」

だったわけで、

それが子供の可能性の芽を摘み、

成長を邪魔することだと知ってしまったのですから・・・

 

それはそれは、大きな衝撃でした。

 

『子供の課題は子供にまかせる』なんて発想は、

当時の私の辞書にはありませんでしたね(;^_^A

 

課題の分離はとても納得できるものでした。

 

「何が何でも実践しなきゃ!」

そう思いました。

 

でも、私にとっては、

「言うは易し、行うは難し」だったのです!

 

まかせようと思っても、なかなかまかせられない・・

 

口出ししないでおこうと思っても、

気持ちがザワザワ・グラグラしてしまって、

ついつい口を出してしまう・・・

 

それをかなり繰り返しました。

 

「課題の分離・・

頭ではわかるんだけど、なかなかできない。

つい口を出してしまうことが

どうしてもやめられない。」

 

こんなふうに悩んでおられるお母さんは

多いかもしれませんね。

 

では、どうすれば、子供の課題に口を出さず、

子供にまかせることができるようになるのでしょうか?

 

ちょっと長くなってしまったので、

また次回続きをお伝えしますね!

 

どうぞお楽しみに!!

 

 

あなたの子育てを
応援しています!

 

今日もお読みいただき
ありがとうございました。

 

★今ならご登録特典ついてます!

「あなたの子育てをラクにする5つのプレゼント」

詳しくはこちらから

※必要がなくなればいつでも解除できますので、

ご安心ください。