【子育てとインナーチャイルド②】傷ついたインナーチャイルドを生み出しやすい家庭とは

子育てはお母さんのあり方が9割!

 

こんにちは!

 

ママの心の傷を癒して、
幸せな子育てに導く専門家、

元教師で
現在子育てカウンセラーの
沙咲 晴美(たれぱんだ)
です。

 

前回のブログでは、 

子育てが辛い本当の理由は

お母さんの心の中に傷ついたインナーチャイルドがいること、

 

インナーチャイルドを抱えたまま大人になっている人を

アダルトチルドレンと言うこと、

 

アダルトチルドレンのまま子育てをする弊害などについて

お伝えしました。

 

今日は、

インナーチャイルドの傷を作りやすい家庭、  

アダルトチルドレンを生み出してしまう家庭とは  

どのような家庭なのかということについて

お伝えしていきます。

 

お読みいただきながら、  

もしもあなたの生まれ育った家庭にも該当することがあって、  

何だか悲しくなったり苦しくなったりするとしたら、  

それはインナーチャイルドからのサインなので、  

子供の頃の感情に気づいて、しっかりと寄り添ってあげましょう。  

 

気づくことができたら、癒しは半分終わっています。  

機能不全家族 

 

アダルトチルドレンを生み出す家庭のことを  

「機能不全家族」といいます。 

 

機能不全家族とは、  

昔は、アルコール依存症の親がいる家庭や、  

虐待やネグレクトが行われているような家庭のことを指していました。  

 

つまり、  

十分な養育ができない、  

家庭としての機能を果たしていない家庭のことなのです。  

 

しかし、最近では  

「機能不全家族」が、必ずしも親がアルコール依存である家庭や  

虐待・ネグレクト等が行われている家庭のことだけを

指すわけではなくなってきています。  

 

一見、ごく普通の家庭やとてもきちんとした家庭、  

愛情たっぷりの親のように見えている家庭であっても、  

子供に様々な問題行動や症状がみられる場合や  

子供が生き辛さを抱えている場合は、  

その子のインナーチャイルドが傷ついている可能性があります。 

 

そのような家庭も、ある意味では機能不全家族です。 

 

機能不全家族の特徴

 

機能不全家族の特徴は、  

外からどう見えるかは関係なく、  

その中で育つ子供が、  

 

「私は私のままでいいんだ」と思えない 

 子供らしく過ごせない 

 自分の感情や思いを素直に表現できない 

 家庭の中で安心して過ごせなかったり、居場所がないと感じたりする・・・ 

  

このような状態になっています。  

 

 

その結果、様々な問題となって出てくるのです。

  

機能不全家族の大きな特徴  を3つ挙げてみます。  

 

 

 ①「私は私のままでいい」と思えない

 

子供が「私は私のままでいい」と思えなくなる、  

つまり、子供の自己受容感が低くなる家庭は、  

「こうあるべき・こうするべき」が強く、  

親の価値観の枠の中に子供をはめ込もうとする傾向があります。 

 

過剰に期待したり、  

いい子であることを求めたり、 

親の理想を押し付けたり、  

親の作ったレールの上に乗せたり 

(つまり、コントロール)してしまいます。  

 

そのために、たくさんの制約やルールがあり、 

子供が自由に振舞えません。  

 

親の価値観に合わないことに対しては、  

認めたりほめたりすることはなく、 

そのレールから降りようとしたり、  

親の期待に応えなかったりしたときには、  

否定したり、無視したりする場合もあります。  

 

子供の人生なのに、  

親の価値観に合った生き方をさせようとするのは、  

境界線を踏み越えて、子供の心の敷地にズカズカと入るのと同じような行為です。

 

子供からすれば、  

親に自分の人生を乗っ取られ、主役を奪われてしまうようなものなのです。  

また、

心の中で子供がどう思うか、どう考えるかは自由なのに、  

そこにまで侵入してしまう親は、  

「そんな風に思っちゃダメ」とよく言います。 

 

 そうすると、

子供は自分の考えや思うことに対して

自分で認められなくなってしまい、  

主体的に生きることができなくなってしまうのです。  

 

これは、自分自身を生きられないということなので、

ものすごく生き辛さを感じてしまう原因となります。

 

②子供時代に子供らしくいられなかった

 

子供はまだ成長の途上にあり、

人間的に未成熟だから、  

基本的に自分のことしか考えられないし、自分中心にものを考えるものです。 

(客観的に考えられない)  

 

また、人間本来の自然な感情をストレートに出す存在でもあります。 

 

悲しかったらワーワー泣き、  

腹が立ったら怒りをあらわにします。  

 

下の子ができて親の愛情をとられたと思う子は欲求不満に陥り、 

下の子に意地悪をしたりします。  

 

それは、成長の一過程にすぎません。 

未熟であるゆえに、辛い気持ちをコントロールできないだけなのです。

 

そんな時期に、 

子供は自分の気持ちを理解してもらえて、 

丸ごと受け止められる経験をすることで満たされ、  

人間的に成熟していけるのです。  

 

しかし、そのような時期に丸ごと受け入れられる経験がないと、  

後々アダルトチルドレンになりやすいのです。

(アダルトチルドレンの親も、自分にそのような経験がないから、

子供に対してもできないのです。) 

 

 

子供だから仕方のないふるまいを全否定されたり、  

小さいころからお行儀のよい子・いい子を強いられて自由に振舞えなかったり、 

泣いたり怒ったりすると、叱られて感情を出せなかったり、  

わがまま言えなかったり、  

甘えられなかったり・・・。  

 

場合によっては、

親の愚痴の聞き役をしたり、

親をいろんな形で支えなければならなかったりするなど、  

親子関係の逆転現象がみられる場合もあります。  

 

これは、子供にとってはかなりキツイです。  

 

 

こんな風に、  

子供が子供らしくいられなかったり、  

あまりにも我慢が多かった場合、  

子供の心は順調な成長を遂げられなくなってしまうのです。  

 

つまり、インナーチャイルドの傷がたくさんできて、  

アダルトチルドレンになってしまうのです。  

 

③家庭の中に常に諍いがあった 

 

子供にとって、親が不機嫌であることや

親の感情がいつ変わるかわからないということは、  

大人が思うよりもはるかに恐ろしいことです。  

 

夫婦の仲が悪かったり、  

嫁姑の仲が悪かったりして、  

家の中で常に諍いがあるような場合は特に、  

親の機嫌が悪くなることが多いですよね。

 

場合によっては、八つ当たりされる場合もあります。 

 

また、親が気分で怒るような人である場合も、  

常に親の顔色を窺っていなければならなくなり、  

家の中で安心して過ごすことができません。  

 

子供は常にストレスにさらされているような状態になり、

安心して自分を出すことができなくなってしまいます。  

 

子供の時に出来上がったこうした行動パターン

つまり、常に人の顔色を窺ったり、

相手の反応を見ながら自分の行動を決めるような他人軸の行動のしかたは、

大人になってからも続いていき、  生き辛さの原因となります。  

 

要するに、機能不全家族とは、  

子供にとって安心感を感じられない家庭なのです。 

 

誰かに異様に気を使ったり、

感情を出せなかったり、

言いたいことが言えなかったり、

したいことができないなど、

子供がたくさんの我慢をしなければならなかったり、

安心して自分をさらけ出せないのです。

 

 

子供を愛するとは、子供をありのまま受け入れることです。 

 

ありのままを受け入れてもらえず、自分らしく生きられなかった子供は、

親の愛を感じ取ることができないのです。 

 

親に安心感を感じることができません。

 

我慢したり、感情を抑圧しなければならなくなるのですが、

これが、インナーチャイルドの傷となるのです。

 

それを癒さない限り、

アダルトチルドレンとして生き辛い人生を送ることになってしまいます。 

  

このインナーチャイルドは、

子育てはもちろん、あなたの人間関係や恋愛、仕事、お金など、人生全般に

大きな影響を与えています。 

 

つまり、あなたの幼少期の傷ついた体験が、

大人になったあなたの人生に大きく影響しているのです。  

 

しかし、インナーチャイルドは癒すことができます。  

 

そして、

インナーチャイルドを癒すことで人生は大きく変わっていくのです。  

次回、このシリーズの最後に、

「インナーチャイルドが癒されるとは」についてお伝えしていきますね。 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あなたの子育てを
応援しています!

 

今日もお読みいただき
ありがとうございました。

 

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