癒されないままのインナーチャイルドは、人生を汚染し続ける~『麒麟がくる』を見て思うこと

子育てはお母さんのあり方が9割!

 

こんにちは!

 

ママの心の傷を癒して、
幸せな子育てに導く専門家、

元教師で
現在子育てカウンセラーの
沙咲 晴美(たれぱんだ)
です。

 

 

大河ドラマ『麒麟が来る』が、ついに明日で終わりを迎えますね。

(画像はお借りしています)

 

あのドラマを見ていて、私が

 

「インナーチャイルドがすごく傷ついているなあ。」

と感じる人物がいるのですが、

さて、誰だと思われますか?

 

そう、何といっても 織田信長 ですよね。

 

ちょっと強引な仮説でしょうか。

 

 

私が織田信長をすごいと思う点は、

 

身分などの時代的な価値観にとらわれない新しい考え方ができるところ、

古い権威を恐れない強さ、勇猛さ、正義感の強さ、

誰もが思いつかないような斬新な発想力、

革新的な改革を行う行動力・・・

 

本当に、リーダーとしての資質や才能に優れていた人物だと思います。

 

 

実際に、めきめきと頭角を現し、

並み居る戦国武将を頭一つリードし、

天下統一目前まで行ったのです。

 

なのに、天下統一目前で、

あろうことか最も信頼していた部下の謀反に倒れてしまいます。

 

(画像はお借りしています)

 

その原因は、信長が優れた資質を持つ一方で、

非常に短気で猜疑心が強く、残忍な面があったため、

それが部下の裏切りを呼ぶ羽目になってしまったのです。

 

信長がそうなった原因は、信長の生い立ちにあると思います。

 

信長は、尾張の戦国大名・織田信秀の嫡男として生まれ、

後継者として育てられたのですが、

実母である土田御前は弟の信之を偏愛し、

信長を遠ざけたと言われています。

 

信長は、母親に疎まれ、遠ざけられ、

寂しく不遇な少年時代を送ったのです。

 

 

幼少の頃、「尾張の大うつけ」と言われるほど、

風変わりな身なりで奇行が多かったことは

よく知られていますが、

それも愛情不足で心が満たされていなかったためかもしれませんね。

 

子供って、親からの愛情や承認といった「正の注目」を求めるのですが、

それが得られない時は、

今度は「負の注目」でもいいから得ようとするのです。

 

そのころの信長は、今で言うと不良少年だったのですが、

その行動の奥にあったのは、

母親の愛情を得ることができない「淋しさ」だったのではないでしょうか。

 

『麒麟が来る』の中で、信長は、

 

「母親に喜んでもらいたくて色々なことをしたが、

何をしてもほめてもらえず、

逆に叱られ、遠ざけられ、決して認めてもらえなかった」

 

というようなことを話していましたね。

 

 

きっと幼かった信長は、

母に愛されないという大きな悲しみや寂しさを感じ、

そして、それを抑圧したのだと思います。

 

感情は、癒されないまま抑圧されると、

その後も登場人物を変えて、

「愛されない淋しさ」を感じるドラマを、

感情が癒され、解放されるまで

延々と繰り返していくことになります。

 

そのたびに、「自分はやっぱり愛されない」という信念が上書きされ

強固なものになっていくのです。

 

 

「自分は愛されない」

「人は自分から離れていく」

という悲しい思い込みのために、

 

『家臣の忠誠心が信じられない

        ↓

すぐに疑いの目で見てしまう

(信長は猜疑心が強かったと言われています)

        ↓ 

冷たく(あるいは残酷な)対応をしてしまう

        ↓

本当に家臣の心が離れる』

 

という悪循環を繰り返したのだと思われます。

 

(画像はお借りしています)

 

母親の温かな愛情を知らなかった信長には、

人の気持ちを理解したり受け止めたりする心情が

育たなかったということもあるでしょうね。

 

 

そのため、

信長ほど家臣に裏切られた人物は珍しいのではないかと言われるほど、

信長は信頼していた家臣に裏切られ続けるのです。

 

弟の信勝(信行)、若き日の柴田勝家、浅井長政、荒木村重、松永弾正──。

そして最後は、明智光秀に・・・。

 

その多くは、信長が深く信頼を寄せていた家臣たちでした。

 

信頼していたにもかかわらず、

その家臣たちとの関係がうまく取れなかった原因は、

信長の短気さや猜疑心であり、

その根っこにあるのは、「自分は愛されない人間だ」という

幼いころの原体験だったのだと思います。

 

まさに、傷ついたまま放置されていたインナーチャイルドが、

信長の人生を汚染してしまったのです。

 

 

インナーチャイルドを癒し、満たしてあげることができていたら、

きっと信長は賢明で有能な時代のリーダーになっていたのではないでしょうか。

 

まあ、戦国時代には無理なことだったでしょうけどね。

 

 

日本人は感情を抑圧する傾向がありますから

癒されないままのインナーチャイルドを抱えて生きている人が多いのですが

それは、女性よりも男性の方が強いのかもしれません。

 

男性の方が感情を強く抑圧しますからね。

 

ましてや武士となると・・・。

 

 

今は心理学も発達し、インナーチャイルドを癒すこともできる時代なので、

本当に恵まれていると思います。

 

インナーチャイルドを癒すと、現実が変わり、人生が好転し始めます。

 

多くの人のインナーチャイルドが本当に癒されると、

世の中も随分平和になると思います。

 

あなたの子育てを
応援しています!

 

今日もお読みいただき
ありがとうございました。

 

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