その問題が起こったのは、インナーチャイルドを●●してきたから

子育てはお母さんのあり方が9割!

 

こんにちは!

 

ママの心の傷を癒して、
幸せな子育てに導く専門家、

元教師で
現在子育てカウンセラー
沙咲 晴美(たれぱんだ)
です。

 

 

今回のお話は、知っている人は知っていると思いますが、全く初めての人にはすごく不思議な話、もしかしたら怪し~い話にも聞こえるかもしれません。

 

でも、これは『心理学』のお話なのです。

 

そして、問題の本当の解決には欠かせない話でもあるので、しっかりと読んで自分自身に照らし合わせて考えてみていただけると嬉しいです。

 

 

私たちは、長い間インナーチャイルドをネグレクトしてきました。

 

悪気なく、

それと知らずに。

 

 

幼少の頃、誰もが皆、傷ついた体験を持っています。

きっとあなたもその一人です。

 

それは必ずしも、“虐待された”とか“ネグレクトされた”というようなヒドイ環境によるものとは限りません。

 

ごく普通の家庭、何なら周りからはとてもいい家庭だと思われているような家庭に育ったとしても、傷はできるのです。

 

大人から見れば、「え?そんなことで?」と思うようなことや、

大人の事情でそうせざるを得なかったこと、

それを幼い子供の未熟な脳では理解できなかったから、子供のあなたは簡単に傷ついてしまったのです。

 

 

主にどういうことで傷ついたのでしょうか?

 

それは、

 

お母さんから否定された、

お母さんの価値観で裁かれた、

お母さんにありのままの自分を受け止めてもらえなかった、

お母さんにわかってもらえなかった、

 

そんな体験によって、「お母さんに愛されていない」と思ってしまったのです。

 

 

子供のあなたにとって、それは最大の恐怖であり、悲しみであり、淋しいことだったのです。

 

でも、もしもその時、十分に悲しみや淋しさなどの感情を感じて表現できていたら、

そして、それをわかってもらえて、「よしよし、辛かったね。」と受けとめてもらえていたら、

その感情は解消されて、大きな傷にはならなかったのです。

 

心の傷として残るのは、子供の頃のあなたがその感情を表現できなかったり、我慢して抑圧してしまったからなのです。

 

だって、子供の頃に辛くて泣いていたら、こんな風に言われませんでしたか?

 

「そんなことで泣かないの!」

「いつまで泣いてるの!いい加減にしなさい!」

「そんな弱虫、お母さんは嫌い。」

 

そのことで

「大変!泣くとますますお母さんに嫌われちゃうんだ!!」

と思い込んだあなたは、必死で悲しみを我慢して、心の奥底に追いやってしまったのです。

 

 

その追いやられた感情がインナーチャイルドなのです。

 

「インナーチャイルド=未解消の感情」です。

 

 

 

心の奥底に追いやっても、その感情(インナーチャイルド)は決して消えることがありません。

 

それがきちんと解消されるまで、同じような感情を味わう出来事が繰り返し起こるのです。

 

インナーチャイルドが

「ここにいるよ。」

「ここから出して。」

とサインを送って来ているのですね。

 

 

にもかかわらず、

インナーチャイルドにちゃんと気づいてあげられなかった、

あるいは

薄々気づいているのに、ちゃんと向き合うことをしないで無視してきた、

 

それがインナーチャイルドをネグレクトするということなんです。

 

 

ところが、インナーチャイルドは決してあきらめることがありません。

 

あなたが気づいて向き合ってくれるまで、サインを送り続けます。

 

何度も何度も同じような悲しみを感じる出来事を起こしては、気づいてもらおうとするのです。

 

 

とっても不思議な話に思えるかもしれませんね。

でも、そういう心の法則のようなものがあることは、心理学でも説明されています。

 

 

私自身も、身をもって「確かにそうだな」と腑に落ちたことがあるので、私の体験をシェアしてみますね。

 

私は1歳8カ月の時に妹が生まれて、早々とお姉ちゃんになりました。

 

その時に、母親との蜜月時代は終わったんです。

 

それどころか、私だけ保育所に預けられ、出勤する父親と一緒に毎日大泣きしながら行っていたという思い出話を何度も聞かされました。

 

もちろん、そんな小さなころの記憶はないので、「ふーん。そうなんだ~。」と思った程度でした。

特に、何の感情もこみ上げて来ませんでした。

 

 

ところが、インナーチャイルド癒しをする中で、その体験が私のもののとらえ方や感じ方・その後の人生に大きく影響していたことに気づきました。

 

そして、その時の悲しみや淋しさが涙と共に湧き上がってきたのです。

 

「その感情はずっと私の心の中にあったんだ!」と実感しました。

 

 

その時、なぜ私は家にいられないのか、

自分だけが保育所に行かなければならなかったのか、

当然理解できなかった当時の私は、

 

「私はどうでもいい存在なんだ」

「私のことは大切じゃないんだ」

「私は愛されないんだ」

「本当は家にいたいのに、私の望みはかなわないんだ」

などと、強く強く思い込み、

激しい絶望感悲しみ淋しさなどの感情を感じたんだと思います。

 

 

でも、どんなに泣いても家にいられる状況にはならなかったから、「我慢」して「諦める」しかなかったのです。

 

幼い子供には、問題を解決する力はありませんからね。

 

この「我慢」と「諦め」というのは、その後の私の生き方そのものでした。

 

そして、「私も家にいたい」という強い思いや満たされない淋しい感情が、その後の人生の中で何度も繰り返されていたことに気づきました。

 

 

主なものだけでも挙げてみると、

 

●中学生の時、夏休みなどの長期休みになると、なぜか部活の練習に行くのがすごく嫌で「家にいたい。」とすごく思っていた。

 

 

●また、一人暮らしをしたくて県外の大学を希望したのに、いざ大学生活が始まってみると、家に帰りたくて帰りたくてたまらなくなったり・・・

 

 

●極めつけは、長女が生まれた時にフルタイムで仕事をしていた私は、育休明けに長女を保育園に預けて仕事に行くのが本当に辛くて、毎日「子供と一緒に家にいたい」と切実に思いながらも、長女を保育所に預けて出勤していました。

 

まさに、この「子供と一緒に家にいたい」という切実な気持ちは、お母さんと一緒に家にいたかった2歳の頃の気持ちの再現なのです。

 

こんな風に、

「本当は家にいたいのにいられない」という悲しさ・淋しさなどの感情が未解決のままでいると、その後も同じような状況が、場を変え、相手を変えて繰り返され、同じような感情や思いを感じる事になります。

 

今のように在宅で仕事をしているのも、その奥にインナーチャイルドの願いが働き続けていたためかもしれませんね。

 

このようなインナーチャイルドの傷を、人はいくつも持っています。

 

もうそろそろネグレクトはやめて、きちんとインナーチャイルドに向き合ってあげませんか?

 

その時の満たされなかったインナーチャイルドの感情をしっかりと受けとめて、癒してあげましょう。

 

インナーチャイルド(=未解決の感情)が癒され、満たされると、もう同じような悲しみを感じる出来事は起こらなくなります。

 

 

不思議な話ですけど、本当なんですよ。

 

 

子育ての問題であれ

夫婦の問題であれ、

その他の人間関係の問題であれ

仕事や職場の問題であれ、

 

その問題の奥には、あなたが過去に我慢して抑圧した感情があります。

それがタネとなって問題を作っていると言っても過言ではありません。

 

あなたの人生で繰り返し起こっていて、いまだに解決していないことがあれば、それはきっとネグレクトされているインナーチャイルドからの「助けて!!」というサインなのです。

 

 

あなたの人生で繰り返し起こっている同種の出来事(問題)はありませんか?

 

それこそが、インナーチャイルドを癒す手掛かりになりますよ。

 

これを読んだ今こそ、インナーチャイルドを助けに行ってあげましょう。

 

 

インナーチャイルドの癒しについて詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください

 

 

私たち一人ひとりの中に、苦しんでいる幼子がいます。

私たちは誰でも皆、子どもの頃につらい思いをした時期があり、多くの人が心に深い傷を残す経験をしています。

もうこれ以上苦しまなくてもいいように、自分を守るために、私たちはこうしたつらかったときのことを忘れようとします。

苦しかった経験に触れるなど耐えられないと思い、無意識にその記憶や感情を押し込めます。

しかし、いくら無視しても、苦しむ幼子がいないということにはなりません。傷ついた子どもは相変わらずそこにいて、私たちの注意を引こうとし続けます。

その子は言います。
「ぼくはここにいるよ。ここにいるんだよ。僕を除け者にするなんてできないよ。ぼくからは逃げられないんだ。」

私たちはその子を心の奥深くに押しやり、できるだけ遠く離れていることで、苦しみに終止符を打ちたいと願いますが、逃げたところで苦しみは終わりません。むしろ長引かせるばかりです。

傷ついた子どもは愛され、大切にされることを求めているのに、私たちがするのはその正反対のこと、苦しむのが怖くて逃げるのです。

その子はひどいけがを負ったまま、私たちの帰りを待っています。ところが私たちは逃げてしまうのです。

(ティック・ナット・ハン/『和解~インナーチャイルドの癒し方』)より

 

あなたの子育てを
応援しています!

 

今日もお読みいただき
ありがとうございました。

 

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