お母さんが変われば、子供が変わる!~過干渉を克服したお母さんの努力

子育てはお母さんのあり方が9割!

 

こんにちは!

 

ママの心の傷を癒して、
幸せな子育てに導く専門家、

元教師で
現在子育てカウンセラーの
沙咲 晴美(たれぱんだ)
です。

 

6か月の継続コース(現在、「ハピママトレーニング」と改名)を受講されたKさんは、

中学校に入って反抗的になってきたお子さんとの折り合いが悪く、あいさつもしない関係になっていました。

家庭の中の殺伐とした雰囲気が苦痛で、体調もすぐれない日が続き、カウンセリングを申し込まれました。

 

子供の心の敷地に入り込むこと

 

特にKさんが気になっていたのは、お子さんの勉強のことでした。

自分の意志で中高一貫校に進んだにもかかわらず、勉強に身が入らないお子さんの成績が落ちてきていることが気になって仕方がなく、どうしても口を出さずにはいられない状況でした。

 

「勉強ができる子でないと、受け入れられない。」

「勉強ができない子供に、がっかり。」

「子供にはお金の苦労させたくないから、いい大学に行って、いい会社に勤めてほしい。」

 

つまり、当初のKさんは、自分の価値観の枠の中に入ってほしい一心で、

お子さんをコントロールしようとする気持ちが強かったのですね。

思春期の反抗の意味

 

子供はこのようにコントロールされることに対して、特に思春期に入ると猛然と反抗するようになります。

(うちの場合もそうでした。)

 

思春期に入ると、自我が目覚め、自分らしい生き方を模索するようになります。

この時期に親の価値観を押し付けられると、目覚めてきた自我の確立ができなくなるため、

本能的に反発するのです。

 

お子さんの反抗が目立ってきたのも、そのためだったのです。

 

そしてそれは、実は子供の心の成長において、極めて健全なことです。

 

自分の人生の操縦席を親に乗っ取られようとすることに対して、反発することができないと、自立した人間にはなれないからです。

 

『境界線』と『課題の分離』

 

カウンセリングとセルフワークを重ねていくうちに、

Kさんは、自分が子供の課題に踏み込みすぎている ということに気づかれるようになりました。

 

それまでは、「子供のため」に良かれと思って色々なことに口出ししたり、指示してきたのに、「なぜ子供はわかってくれないのだろう?」とイライラしていたのですが、

「子供は子供、私は私」と境界線を引き、

「子供のことは子供にまかせよう」と、『課題の分離』に努めるようになりました。

 

しかし、これはKさんにとって、ものすごい我慢と忍耐とすさまじい努力を要することだったのです。

 

なぜなら、

「勉強ができてほしい」

「勉強ができない子供を受け入れられない」

と思ってしまうのは、Kさん自身が親にそのようにされてきたからです。

子育ての連鎖

 

できる子でないと受け入れてもらえない(怒られる)

本当はしたかったことをさせてもらえない

したくないことを強制される

言う通りにしないと怒られる

 

このように育ってきたKさんは、自分自身の気持ちを封印して生きてきたのですが、

カウンセリングを受けるまで、自分の気持ちを封印していることに全然気づいていませんでした。

 

だから、

わが子の、したくないことはしない姿や

親である自分に言いたいことを言って反抗してくる姿を見ると、

Kさんの心の中で癒されないまま放置されているインナーチャイルドが

「ずるい!」

「私はちゃんとしてきたのに!!」

「私はガマンしてきたのに!!」

と悔しがって、暴れてしまうのです。

Kさんご自身も、そのことに自分で気づかれました。

「私も、本当はそうしたかったのかもしれない。

それを平気でやってのける子供に、嫉妬を感じているのかもしれない。」

と・・・。

 

インナーチャイルドを癒す

 

一口に『課題の分離』と言っても、人によっては実行するのが容易でないのは、

このような癒されないインナーチャイルドの存在があるからなのです。

 

まずは、そのインナーチャイルドの癒しに取り組むことが大切です。

 

Kさんも、インナーチャイルドの感情を向き合い、それを癒す努力をされながら、

ひたすら『課題の分離』に取り組みました。

 

コースが終了した時点で、

Kさんの中の「こうするべき」という思い込みは大分外れてきていて、

「子供は自分とは違う人間だ」

ということも、腑に落ちてわかるようになっていました。

 

しかし、まだまだ努力を要する段階だったので、4か月後のカウンセリングを予約されて、それを目標に自分でセルフワークを続けることになりました。

 

4か月後のカウンセリングは、コロナの関係で2か月延期になり、結局コース終了から半年後に実現しました。

 

さて、Kさんはどのように変化されていたでしょうか?

 

半年後~驚くべきものの見方の変化

 

半年後のKさんの変化です。

〇 「自分と子供は別の人間」と切り離して割り切ることができ、口を出さなくなった。

〇 以前は、常に子供に対して怒りやイライラを感じていたのが、ほとんどなくなった。

〇 毎日のように言い争いをするか、まったく口を利かないかのどちらかだったのが、

  ほとんどなくなった。(喧嘩は月1回程度)

〇 子供の話を、「そうなんだー」とただ聞くことができるようになった。

 (以前は余計なアドバイスをしてしまっていた。)

〇 自分を満たすための行動ができるようになった。

  (好きなことのために、何日か家を空けて旅行する)

 

なんと!!

自分自身とお子さんの間に上手に境界線を引き、

『課題の分離』ができるようになっていたのです!!

 

お見事です!!

 

「私にとっては、いい人生ではないかと思うことも、

息子にとってはそうではないのかもしれない。

 

勉強に向いていないのかもしれないが、自分のペースでやればいい。

 

子供が幸せである道を選べばいい。

 

自分で決められる人生にしてあげたい。」

このように、おっしゃっていました。

 

180度ものの見方が変わってきていますね。

 

お母さんが変われば、子供が変わる!!

 

そうすると、不思議なことに、

お子さんは自分で気をつけて勉強するようになってきたのです。

 

テストの点も、以前はいいものだけを教えてくれていたのが、

いい点も悪い点もすべて教えてくれるようになり、「初めて子供の口からすべての成績を教えてもらった」とおっしゃっていました。

 

悪い教科の点も教えてくれるようになったということは、口を出さなくなったお母さんに対する信頼の気持ちが出てきたということでしょう。

 

超苦手だったある科目についても、

1学期は10点台だったのに、3学期は70点を超えるところまで自力であげてきて、

「初めて自力で7割取れた!」

と、すごく喜んでいたそうです。

 

「自力で」というお子さんの言葉の中に、

うるさく言われるから、怒られるから、渋々やるのではなく、

自主的に「やろう」という気持ちで取り組んだという誇らしさが表れていますね。

 

だからこそ、良い結果につながったのでしょう。

 

こんなふうに、お母さんが変われば子供が変わるんです!!

 

「目の前の子供の姿は、自分自身が作り出したもの」

 

かつて、私もそう気づいた瞬間がありましたが、

 

お母さんがインナーチャイルドを癒し、「あり方」を変えるだけで、

子供はこんな風に変わっていくものなのです。

 

というか、

子供は本来、育とうとする存在なのですが、

親の過干渉やダメ出しによって、育つことを止められていただけなのです。

最初は、なかなか強固な価値観や思い込みにとらわれていたKさんが、

ここまで「あり方」や「考え方」を変えた背景には、

インナーチャイルドの癒しや課題の分離の実践等、Kさんご自身のたゆまぬ努力があったからこそなんです。

 

これから先は、確実に親子関係はどんどん変わっていくでしょう。

 

息子さんが決める人生を見守る、ほほえましいお母さんになりましたね。

 

本当に素晴らしいお話が聞けて、嬉しく思います。

これからもKさんの子育てを応援しています。

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応援しています!

 

今日もお読みいただき
ありがとうございました。

 

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