『3歳の子のワーク』をするときの注意点

※大前提は、「3歳の子のワーク」を実践したということです。

シートだけ書いても全く意味がないです。

シートに書くことが大切なのではなく、ワークを実践すること(感情を感じ切ること)が大切です。

うまくできるようになってくれば、シートに書く必要はありません。

「3歳の子のワーク」をして、それを「感情解放シート」に書いていただいていますが、

大切なポイントをまとめておきますので、よく読んで以下のことをを意識してください。(できればプリントアウトをして、何度も読むことをおすすめします。)

 

⑴本物の「3歳の子」をイメージする

①3歳の子は、まだ複雑なことは考えられないし、言えません。

 自分の気持ちを詳しく説明することもできません。

②その分、感情をストレートに出してきます。(狂ったように泣く、怒るなど)

 思いばかりたくさん出すと、感情が逸らされてしまうので要注意です。

 

 「3歳の子は、とても感情的」であることを覚えておいてください。

3歳の子のワークをする時の大切なポイントです。

 

 

 

 

 

そのために、シートの⑤-Aは「利き手でない方の手」で書いてください。

右利きの人は「左手」で、左利きの人は「右手」で書くということです。

 

⑵シートの③と⑤の感情が合っているかどうか

③に書いた感情と、⑤に書いた3歳の子の感情が合っていない場合が結構あります。

その場合は、自分の本当の感情がわかっていない可能性があります。  

3歳の子はどんな感情を感じているのかが最も大切なところなので、そこを十分わかってあげてからワークに取り組んで下さい。

 

⑶的を一つに絞る               

「思い」にも「感情」にも複数の要素が混じっている人が多いです。

どちらも一つに絞って下さい。

的がたくさんあったらブレるので、うまく感情解放ができません。

皆さん、総じて色々書きすぎています。

ワークの時に思いをたくさん出してみるのは、吐き出すという点では有効です。

ただ、「結局最もわかって欲しい核となる思いと感情」何なのかを掴まなければ、うまく解放できません。

シートに書く時は、3歳の子が言ったことをそのまま全部書くのではなく、「結局最もわかって欲しい核となる思いと感情1つ」だけを書くようにして下さい。

「○○と思って、▲▲」(〇は思い、▲は感情)

   例)見捨てられたと思って、辛かったよー!

     大切にしてもらえなかったと思って、惨めだったよー!  

     わかってもらえなくて、悲しかった!!  など。

 

⑷「3歳の子の思いと感情」と「寄り添う言葉」が合っているかどうか

3歳の子のワークの基本は

伝え返し + 感情の代弁 + 抱きしめる(受けとめる)  

寄り添いの言葉は「3歳の子」の思いや感情を代弁したものでなければなりません。

これもたくさん言う必要はないので(量より質です)、3歳の子の気持ちをよく理解した「的を射た言葉」をかけて、否定したりジャッジすることなく丸ごと受け止めることが大切です。

3歳の子が言っていないことをたくさん言ってはいないでしょうか?

 

励ましたり、力づけたりする必要もありません。

これは、感情を感じさせないようにしてしまうものなので、「3歳の子のワーク」をするときにはNGです。

 

⑸「3歳の子のワーク」を始めたら、感情日記を書くことよりも感情の解放の実践に重点を置く

 送るのは「感情の解放シートだけ」でOKです。

 

感情日記は、自分の思いや感情を本当に理解できるようになるためのワークでした。

それができるようになっていれば、「3歳の子のワーク」はうまく行くと思います。

まだ自分の本当の思いと感情がわからない場合は、感情日記も書いてみて下さい。

そして、本当の思いと感情(一次感情)がわかったうえで、「3歳の子のワーク」に取り組んで下さい。

送るのは、「感情解放シート」だけで構いません。

 

難しく感じるかもしれませんが、実は「3歳の子のワーク」はいたってシンプルです。

3歳の子にとことん感情を感じさせる 

それを丸ごと受け止める 

これだけです!

 

でも、思考が強く、感情を抑圧しがちな現代人にとっては難しいのかもしれません

何度も練習あるのみです!

がんばって下さいね。